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恋する小鳥

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犬に迷惑をかけているかもしれない件

私の母は軽い強迫性障害で、特に洗濯にたいして並々ならぬルーティンを持っている。ひとつでもずれると発狂したように最初からやり直したりするので、彼女と暮らすひとはその洗濯と対峙する彼女のやり方に従わなくてはいけない。母は毎日シャワーと洗濯を何度も繰り返すので、夏は大変だ。タオルがふんわりというのは買ってきたときだけの話で、ちょっと使っただけで毎回洗われてしまうので、あっという間にゴワゴワの和紙みたいな...

14歳の夏

ブッダ君が誕生日を迎えて14歳になった。めっきり足が悪くなり、びっこを引いたり引かなかったり。運び込んだ獣医でレントゲンしても検査しても判明はしない。ただ股関節を押すと特に痛がるとしかわからないらしい。鎮痛剤を一日飲ますとたちまち元気になって走ったりする。でも、一週間ほどでまたびっこを引いて、歩くのもやっとになったりもする。段差の多い古い木造の家なので、ちゃんとしたドッグステップを設置したいけれど、...

勇者は「みみをふる」を覚えた

愛犬が庭を歩く姿を撮ったら、まるで冒険してるみたいでした。大好きな緑の草がいっぱいで、庭をぐるぐるパトロールして回ってる。地面から何からクンクンクンクン。チェックが厳しいです。この左に見えるヤツデを小さくしたような葉っぱの雑草が、去年から急に沢山増えました。アメリカフウロかな? 葉っぱがカエルっぽくて可愛いので、そのままにしていますが、今年はまた一段と増えたようなので、思案中。ウサギ耳になってるブ...

新しい技を覚えた犬

過呼吸というかひどい咳のときにたまに失神してしまうブッダ君ですが、咳をすると心配で飛んでくる飼い主たちの行為を覚え、最近は注意を引きたいとき、要求をきいてほしいときに咳をする真似をしてきます。大丈夫?大丈夫?となでられ、みんなに注目されたいときで、あ、これはなんか嘘だなと見破って黙っていると、パタッと咳をやめてスンとした顔になり、ベッドに戻っていきます。獣医では震えているだけで一切鳴きもせず咳もせ...

花言葉「わたしを踏まないで」

いつも鳥とか蜂用の水浴び台を庭のあちこちに設置しています。冬だから蜂は冬越え中で出てきてはいないのですけど、他の誰かが使ってはいると思うので、石をいれたまま放置してます。蛇とかトカゲもここで水飲むみたいで、寄生虫が怖いので、うちの犬が飲まないように台の位置は高くする必要があります。うちのブッダ君は最近になって、よく草を食べるようになりました。今までは見向きもしなかったのに、散歩でも草を探すようにな...

なでなで

 こんなに世間が大変なときに申し訳ないことに祖母がまた救急で運ばれてしまうことになったという。もう99歳なので、今度こそ病院へ行けば帰ってはこれないと思っていたようで、常日頃から元気を装うよう我慢していたため、発見が遅れたらしい。一件目の救急病院はいっぱいで診ることもできないと断られたらしく、二件目の少し遠いところの病院へ運ばれていったそうで、入院している。家族が入院してしまうと、昔なら色々と大...

過呼吸になる犬

私も年をとり、祖母は99歳、母は70代後半になった。ブッダも老犬になってきた。実家は築100年のボロ家で、つまり全員が老いの日々に怯えてる。ブッダはたまにゲエゲエと痰を吐こうとして、過呼吸になって四肢が脱力して一瞬気絶してバタッと倒れる。てんかんほど痙攣したりするわけではない、ただバランスが取れなくなってふらつく感じ。30秒もしないうちに、何もなかったように起き上がるので母はいつものことのように扱うが、私...

分離不安症とかいう犬

私は世間と断絶世界みたいなところで生きているのでほとんどコロナのニュースは聞かないようにして生きている。一度だけ母がスマホを新調したというのでもろもろの設定させられていたときにコロナというところをタッチすると、本日の感染者数、死亡者数、増加数、住居兼内数、都道府県別数、国別数、みたいなのがわーっと出てきて、その情報の多さに驚いた。たったひとつのタッチで、ものすごく情報が入ってくる。これは大変便利だ...

あなたをひとりにしたくないって

先日から母のK子さんと共にダウンしてしまい、特に彼女の衰弱がひどくて病院に行きましたら急性肺血栓塞栓症という病気で入院をすすめられました。ただ先生がわかりやすく「エコノミークラス症候群」と言われましたのがよくなかったのか、K子さんはもうそこにしか意識が及ばず、「先生、私最近飛行機乗ってませんが」とか「旅行してないのにどうして」とか言い続けて、エコノミーっていやあのねそういうことじゃないのよと説明して...

小さな葛藤

愛犬ブッダ君になかなか会えなくなった。毎日、私は京都市内に居て、ブッダ君の住む南部の地方の家に帰ることは一ヶ月に一度くらいになった。祖母が移り住んできて、生活が一変してしまったから。もう次に会うのはこのひとの葬式だろうと思っていた相手と、いきなり仲良く暮らすのも難しい。祖母は95歳になるが、いまだに毎日肉を食べ、てんぷらとウナギを要求し、一日の大半を新聞をすみからすみまで読むことに没頭して過ごして...