恋する小鳥

Irreplaceable 

震える翼にどうか慈悲を

がんばる背中


こんにちは みなさま


せっかくの休日なのに雨模様の京都です。
おなかがすいた・・・。

2週間ほど前からずっと悩んでいることがあるのですが、
それは 以前取り出したヒナの兄弟が立て続けに調子を崩し、
みんな助けてあげられなかったことでした。
最後まで元気だったルチノーの雛も
同じ症状で今生死の境です。
お医者さんで見つかったのは、小さい細かい細菌で、
免疫が弱いため 普通なら大丈夫な細菌が
体を弱らせてしまったそうです。
時々、もらった雛を検査すると菌が見つかりました と言われますが、
細菌はどの雛にもいるもので、人間の体にもいっぱいいるもので、
それが目に見えて繁殖して出てきていたり、
大きな菌が活発に動いていたりすると 病気なわけで。
通常はお母さんからもらう吐き戻しミルクの栄養で免疫が作られていて、
うまく良い菌と悪い菌とのバランスがとれているので、
それが不健康体とはいえなかったりする。
でも獣医さんは
「菌が見えますが これくらいなら通常の範囲内です」
という言い方をするけど、
大抵前者の「菌が見えます」というところだけに注目して、
どうしよう、菌が見つかった・・・と衝撃を受けてしまうようで、
「菌が見えました、通常の範囲内だそうですが」
と、暗に責められることもないわけじゃない。
もちろん、私のところで不健康だと思った雛をお渡しすることはないけど、
里親募集を始めて間もない頃と今では
やはりチェックは前者のほうは甘かったのではないか、
もっとよく見たほうが良かったのではないか と思い返すこともある。
でも菌がいないほうがいいと思い込んで抗生剤を多めに与えたりすると、
良い菌まで死んでしまって雛を逆に死なせたりすることもあって、
菌が即、悪者ではないということをわかって欲しいときもある。
人間が触りすぎて人間にはどうでもない菌でも、それを移して
知らないうちに 感染させていることもあるかもしれない。
菌に対して神経質になって鳥と暮らすことほど、
毎日の幸せを減らすことはないだろう。
できれば菌のことなんて忘れて、
のびのび小鳥と暮らしていければと思う。
毎日除菌と腸内細菌に気を使う。手を何度も何度も洗って、
容器の除菌を繰り返す、籠に色んなものを噴射しては拭き上げる。
それでも鳥達が内部からの菌に負けてしまうときは
もうどうしたらいんだろう。
鳥に健康で長生きしてもらいたい人と、
鳥に健康で幸せに生きてもらいたい人とは少し違う。
いくら長生きして欲しいからといって、美味しくないごはんに
過度の健康診断、卵を産ませない方法に頭を悩ませる。
本当にそれが鳥のためなのか、
ひとつひとつ自分がやることに、いつも迷う、
これが正しい?これが良いこと?
雛を取り上げていいの?挿し餌で育てていいの?
お母さんと一緒にいたいの?私の作る挿し餌は美味しいの?
ブランコが好きなの?小松菜って祖国にもあるの?
今日は機嫌がいいの?恋人なんかいらないの?
本当は空を飛びたいの?



でもそういうわけにはいかない。



先生が言うには、これは雛鳥の問題で、
「例えばトリコモナスとかジアルジアとかメガバクとか、
そういったものではなく、本当に鳥にとってはなんでもないはずの菌に
やられているだけなので、菌を殺す薬と免疫をあげる薬で戦う、
もしくは この兄弟に限っては諦めるほうが懸命です」
といった説明がされた。
他の鳥や雛に感染ることはない、つまりそれほど
小さなどうでも良い菌にやられているんだそうで、
私は自分が青菜を十分にあげたか、床材をタイミング良く交換したか、
餌を切らした日があったんだろうか、あげた粟玉子になにかあったんだろうか。
そんなことばっかりを反復して思い返す。
その兄弟だけは 思い切り痩せてきて、
ちょっとしか食べれなくて、必死で強制給餌して、でも先生いわく
「頑張って細菌に挿し餌してあげてるようなものです」
だそうだ。
細菌め、どうしてくれる、一生懸命看病して、
もうふらふらじゃないか。それでいて、最後の最後に
手の中で看取ってやりながら、心の中に悲しみの澱をまた重ねていく。
この子を連れて行かないで と嘆く私と、
この子を早く楽にしてあげて と乞う私。
どちらも愛だとふと思う。
ああ、私の愛は、また鳥達によって増やされている。
私はこの分じゃ、抱えきれないほどの愛多き人間になっちゃうよ。
そんな奴じゃないんだよ、エゴイストで嫌な奴なんだよ。
将来は近所の嫌味なおばーちゃんになるのが夢な奴なんだよ。
あんた達が逝っちゃったら、もう行き場がないんだよ。
この経験はいつか、また鳥達のためになる?
私の愛は一方的で、なんて傲慢なんだろう。





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Category: 今日の小鳥たち
Published on: Mon,  15 2008 15:32
  • Comment: 14
  • Trackback: 0

14 Comments

S子  

さり様へ

こんにちは さり様
いつも訪問ありがとうございます。
私も毎日見に行かせていただいています。
さくらちゃん達のことだけでなく、
大泉さんや劇団四季のことも、いつも楽しみにしています。
健康でお渡しできると踏んでいた子が
直前になって極端に体力を落として亡くなることが相次いで
自分でもパニックでした、今もまだ余波は続いているかもしれません。
伝染病なら手も打てたのに、
持って生まれた免疫力では、救いようがないようでした。
どんな命も諦めたくはないし、
だからといって 助けると意気込んでいると
失ったときの喪失感は激しくて、
無力だなー と肩を落としてしまいます。
入れ込みようが強すぎるのかもしれません、
ゴンゾウみたいに 暑苦しい熱血になっているかも・・・。
さくらちゃんが今は元気で本当に嬉しいです。
真っ白い子はそれだけで不安になることがあって、
自然界でこんなに白いと目立つだろうなあ と
飼い鳥ならではのカラーだけに、体を弱くしないか
なんだか心配で。
でもうちのジャンボの白達は一番元気で食いしん坊なので、
全然親の心子知らずですけど・・・・。
また元気に頑張ります。
応援よろしくお願いしますっ。

2008/09/18 (Thu) 09:53 | REPLY |   

S子  

ピースケママ様へ

そうですね、今一生懸命助けても
生まれつきの虚弱の子は確かに小鳥には出やすいですもんね、
その不自由な体で苦しい闘病生活、
私も選択にいつも迷っては打ち消しの繰り返しです。
ピースケママ様のおっしゃるとおりで、
どっちに転んでも間違ってなかった、これでよかったって
いつもそう信じていくことが
まず大事なんだって思うようにがんばります。
自分が迷いすぎ、打たれ弱すぎ・・・・。

2008/09/18 (Thu) 09:45 | REPLY |   

S子  

パーシー様へ

見たいー(T_T) ブリトニーさんが卵あっためる姿
なんか想像できません・・・そうか、母親になったのね・・。
生まれてくる子はどんな子でしょうね、
カリメロ君 ちょっとやそっとじゃない大きさですもんねー。
真っ白の子も出てくるといいですね。
楽しみです、そういう楽しみも幸せも全国から寄せられるので、
里子に出して 私までたくさんのちのち幸せを頂戴できるなんて
すごく恵まれた人生に思えます。
一家に一鳥をめざして、今日もがんばるのです。

2008/09/18 (Thu) 09:41 | REPLY |   

S子  

nao様へ

繁殖をさせるということは、
それだけ嬉しい出会いの影で
悲しい別れが沢山あるんだなあと、
何度もわかってきているつもりなのに、
やはり立ち止まって動けなくなるほど傷ついたりします。
自分は向いてないんじゃないかって
何度も後悔するほど。
でも始めてしまいましたからね、
まだまだ投げ出さないぞ と 叱咤激励です。
里親様のところで 小鳥たちが幸せそうにしていて、
それで里親様までが ハッピーライフになっているような気がしたときは
本当にうれしくって、
この愛のない世界に 愛がひとつ増えたって、
そう思えたりして、それは人生に意味をもたせるほどのもので。
いつもnao様が大事にりりぃチャン達を育ててくれてらっしゃるのを見ると
みんながみんなそうじゃないかもしれないけど
S家は、私は、恵まれてるなあって思えます。
また頑張りますね、美しい言葉をありがとう。

2008/09/16 (Tue) 19:42 | REPLY |   

S子  

ゆこ様へ

ふわりさん 挿し餌卒業されたのですねー。
よかったです、毎日毎日そのニュースを
今か今かとブログ開いて見に行っておりました。
♀換えのお話 よくわかります。
そのことも視野にいれて、もっと勉強して、
とにかくチャレンジしていかねばと思うこと多々、ほんとに多々・・・・。
ゆこ様のお話聞いていて
説明が大切なんだなって思い知ります。
自分も含めて 知識の環が広がれば、
それだけ鳥にとって 良い世界が広がると信じていこうと思います。



2008/09/16 (Tue) 19:38 | REPLY |   

S子  

そがっち様へ

こんばんは

そういうふうに考えるべきだとわかってるんですが、
私は思い入れが強すぎるようです。
繁殖には向いてないといつも思います・・・。
でも文字でそうやっておっしゃっていただくと
胸にすとんと決着がつきそうです。
いつもありがとうございます。
うり坊は残念でしたね、私のほうは全然
手を離れてしまったらそれがその子の運命なので、
気にしないでくださいね。
うちにも今男の子がひとり、
相方がいなくて十姉妹に求愛ダンスをしています。
小紋鳥は卵を温めるので、取り出す見極めが難しくって、
やっぱり巣引きは楽じゃないなあといった印象です。

2008/09/16 (Tue) 19:30 | REPLY |   

S子  

るんるん様へ

こんにちは るんるん様

お久しぶりです。コメントありがとうございます。
悩むこといっぱいですよね、前向いていつも
やっていこうって思っているんですけど、
時々立ち止まってしまって、パニくるようで、ほんとに。
多少でも参考になる部分があれば幸いでs。
これからも励みにしてがんばって生きますので
よろしくお願いします。

2008/09/16 (Tue) 19:25 | REPLY |   

さり  

生き物を飼っている以上、どうしても助けられない命というのはあると思います。
S子さんは、それ以上に、鳥だけでなくうさぎや犬や植物、魚さんたちにもいっぱい愛を注いであげてるじゃないですか。
あまり悩まないでください。

うちのサクラさんが切り替え上手くいかなくて病気になったとき、わたしは自分のせいだと思いました。お迎えしてすぐは、菌はいなかったんですから。決して、S子さんのせいだとは思いませんでしたよ。
病院の先生にも、「メガバクは常在菌のようなものですから、うまくつきあっていくしかない」とおっしゃってました。
そういう経験があるから、鳥さんたちの健康に気をつかってあげられるんじゃないかなと思います。
メガバクなんていなかった昔は、病院行くなんてあまり考えられなかったことですしね。

わたしはS子さんのところから、サクラを迎えてよかったと思ってます。雌だからちょっとドライなところがあって、ベタ慣れではありませんが、毎日楽しく過ごしてますよ~大事な我が子です。

2008/09/16 (Tue) 12:33 | EDIT | REPLY |   

ピースケママ  

うんうん。

痛いほどわかるよ~。
うちにも似た感じのセキセイ(2ヶ月)がいます。動物病院に連れていってもまさしく同じ事をいわれました。原虫や線虫ならまだ手の施しようがあるのに。健康なら何でもない菌だから抗生物質を長期投与するのは私もためらいます。小さな小鳥の体だから余計に。。。私は10日投与して改善しなかったら中止して、その子に任せます。
身も心もボロボロになって後悔するんだろうな~。。。
どっちにころんでも、やっていることは間違いが無いとだけ信じたい!!

2008/09/16 (Tue) 01:09 | REPLY |   

パーシー  

S子さん、落ち込まないで。
あなたはあきれるほど?(ごめん)鳥さんを愛し、一生懸命お世話しているわ。
こんなに優しい人見たことないよ。
自信もって、いつも育ててるじゃないの?
自然界には掟?があると、思います。
運命的に・・・。無理に助けてもいずれなにかの・・・。と。
ブリ様だって、死に掛けたけど、今ではカリメロ君との間に、卵を2つもうんで、温めてますよ!S子さんが大事に挿し餌してくれたこ。一時間おきの一口のパウダースープで、看病した、あのブリ様がお母さんになるんです。運命とはなんでしょう?
だけどS子さんの愛はすごいと思いますよ!
元気出して!楽しいお話毎日見てますから。

2008/09/15 (Mon) 23:45 | EDIT | REPLY |   

nao  

今晩は。

インコさんの健康問題には、色々と気を使いますよね。
S子さんの仰る通り、無菌なんて有り得ないと、私も思います。
なので、お医者さんに「正常範囲」だと言われれば、
それほど気にしないことにしています。
今までも、診ていただいて菌がいなかった子なんて、
ほとんどいませんしね。

私は、してあげられる限りは何でもしてあげたいと思いますが、
どうしてあげようも無い時もありますよね。
もう、その子の生命力にかけるしかないんでしょうが、
それでも、辛いですよね・・・。
私にも、頑張ったけれど救えなかったオカメがいます。
思い出して後悔することもありますが、
当時は自分が出来る限りを尽くしてあげられたかなぁ・・・。

S子さんの愛にあふれた鳥さん生活、とっても素敵だと思います。
嬉しい出会いがある一方、辛い別れもありますね。
健康ももちろん大事ですが、インコさんにとって幸せでいられるように、
私もS子さんのように心がけていきたいと思います。

2008/09/15 (Mon) 21:09 | EDIT | REPLY |   

ゆこ  

お久しぶりです!

ふわりを譲っていただいたゆこです
ふわりがやっと一人餌になりました
4ヶ月とちょっとかかりました
でもそのお陰で今でもべた慣れインコですよう
可愛い可愛い本当に可愛い自慢の息子です

わんこの繁殖な話ですが
私の経験とブリーダー仲間との話で
ずっと同じ掛け合わせを続けていると
最初の子供は質・健康共すばらしかったのに
少しずつそれが落ちて行くと感じています

なのでうちでは3回同じ♂を交配し
その後種牡を変えています
たまたま先日NHKでも遺伝子についてそのことが取り上げられていました
熱帯魚のグッピーも新しい牡や牝を入れないと育たない稚魚が生まれだし
そのうち絶滅します。それも経験しました
ハムスターのジャンガリアンもです(^_^;)
犬は(専門犬種)20年間繁殖をしていますが、これは何年か前に感じて行動に移しました
そんなもんです(^_^;)

気がつく、気にする、受け止めて行動するって事が大切だと思います
私もわんこをお譲りする時、菌を持っている可能性がありますよと説明してお渡ししてます
受け取り方は人それだからもう仕方ないですよね
時間が経ってその方達が勉強して色々解ってきた時にわかってもらえると思っています
生き物ですもの無菌で完璧なんてありえません

2008/09/15 (Mon) 19:26 | EDIT | REPLY |   

そがっち  

S子さん、やさしいね

通常範囲の細菌でしょ
すごい冷たい言い方ですが、その通常範囲の細菌で弱ってしまう個体は自然淘汰ともいうんじゃないのかな?
逆に、それを無理して持ち直させても身体が弱い個体になる確率のが高いんじゃないかな
だから仕方ない
そう思わないと鳥より自分が精神的に弱っちゃう
みんなの母親なんだから自分が弱るってのが一番みんなの為にならないと思うんだ
S子さんのブログを見てる限り十分に世話をしてるんだし、それ以上は神の領域だよ

ついでと言ってはなんですがS子さんに懺悔します
前に譲っていただいた小紋鳥の「うり坊」なんですが、この早春の大風でカゴが倒れて亡くしてしまいました。
これははっきり言って私のカゴの置き方が悪かったからです
うり坊にもすまなかったことをしたし、可愛い子を譲っていただいたS子さんにもすまないことをしてしまいました
ごめんなさい

2008/09/15 (Mon) 16:49 | REPLY |   

るんるん  

ご無沙汰していますm(__)m ♪
S子さんちから来たレイくん・・・とっても元気に可愛く私を幸せにしてくれてます。

わかります・・・知識があるからこそ、悩むこともありますよね・・良かれと思ってしていること・・きっといいと信じていること。ほんとうにこれでいいのか?なんて悩むこともありますよね。
でも、こんなに愛情深く、幸せいっぱいに小鳥と暮らされているんですもの♪私はそれでいいんだと思います。S子さんちのみんな、いい顔してますものね~

私はS子さんの育て方、ずいぶん参考にさせていただいてますよ。もちろん自分の責任範囲で♪
これからも素敵な鳥さん生活送っていきましょうね~

2008/09/15 (Mon) 16:35 | REPLY |   

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