恋する小鳥

Irreplaceable 

ほろにがレモン

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レモネード作ろうかな


最近我が家の庭で大きく実ったジャンボ檸檬が、
うちのコニュア達に大人気だったりする。
実がなっても、なかなか熟すのに時間のかかるレモン。
実はこのジャンボ檸檬は、ワタが大きく人間には不人気。
これまで毎年実がなっても誰も摘むことなく、
ただ庭を黄色く飾っていただけの代物だった。
でも戻ってきた私はこのレモンが大好きで、
今はこの大きな檸檬をベッドに飾って寝るだけで 気持ちよく眠れるくらい好き。
檸檬は 熟す過程で いくつか落ちるのが普通で、
それが 他の檸檬が美味しくなる秘訣なんだそうな。
でも 落ちた檸檬は そんなことわかっているのだろうか。


「私、落ちるからね、あとは頼んだよ」


そんな殊勝なことを言ってくれるのなら良いけれど、
もしかしたらただ呆然と


「え?なんでお母さんは僕を捨てるの?」


そうだったら、悲しいな。

いつだって、誰かの引き立て役は必要で、
私は薔薇のためにパンジーを植えたりするし、
しらすに大根おろしをあえたりするし、
花嫁の友人代表で 男嫌いのキャリアウーマンのふりをするし、
愛する人の二番目でもいいと平気で言ってしまう。

だけど、多大なる青い犠牲となって、
先に勝負を下りた檸檬達を私は放っておけなくて、
土の中から拾いあげては
「お前が選ばれたんだね」
声をかけてその顔をなでて、その酸っぱさに顔をしかめながら流し込む。
私は君を放ってはおけないよ。

ポットに種を蒔いて、みんながみんな芽が出たら、
どの本読んでも「間引く」と書かれてて、この私は試される。
間引けるわけないじゃないか。 選べるわけないじゃないか。
だから絶対弱いやつを抜いたりしない。 強いやつを残したりしない。
一連托生で みんな生きてほしい。
駄目なら 仲良く みんなで土に戻ってほしいとさえ思える。
それで花が全滅するならそれでもいい。
それを私が決めたって良い。優柔不断のまま指を銜えていたっていい。
植物をうまく育てられる人になりたいわけではない。

檸檬の樹は、自分を美味しくするコツを知っているのに、
私は、自分を美味しくみせるコツも知らないよ。

小鳥の雛だって、
自然の摂理という名の子供はどうしても出てくることをもう、知ってる。
でも 選べない、離せない、殺してあげることさえできない。
先に落ちたレモンは酸っぱくて、苦くて、
私はいつだって悔しくて、噛み千切って、そして

そして種を空へ飛ばすよ、遠く 高く 見えないところへ。

命はきっと つながっていく。


みんなはその檸檬を、沢山食べてくれる。
私のその酸っぱい檸檬を、沢山食べてくれる。
わたも 皮も まるごと食べてくれる。
アントニオの体に、カリブの胃の中に、
そうしてレモンは愛しい子供たちの体の一部になって、
それを「食べた・・・」嬉しくて、ただ呆然と見届けながら
とても、なにかが癒された瞬間を得た。

それは、
地面に落ちていた泥だらけのレモンを見下ろして
自分に重ねあわせて泣いた あの雨の夜のことかもしれない。










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Category: 恋するガーデニング
Published on: Sun,  25 2009 04:29
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