恋する小鳥

Irreplaceable 

慟哭

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この世で一番綺麗だと思ってる


沢山のコメント ありがとうございました。


何かを書こうと思って、何度も思い浮かべたんですけど、
なんだか何にも浮かんでこなくって、
私はこのブログで何を書いてたんだっけ、何を伝えてたんだっけ、
なんだかまだふわふわした感じで、
なんかもう、嘘みたいで。

夕べはオスカルの体を抱いて、沙門には遠慮してもらって、
ずっと一緒にひっついていました。

思えば、オスカルとふたりきりになったのは
闘病していたあの頃以来でした。
それは オスカルが怪我の治療が
あまりにも痛くて怖くて嫌だったため、
私のことが大嫌いになったため、
近づけば ビービー鳴いて暴れるため、
発作を起こして転がるため、

そう、色んな理由があった。


私はあえて距離を置いていました。
実家に引っ越してきても、事務所から連れてこなかった。
籠から出して 外の世界を教えよう、太陽の光を浴びてもらおう、
新しいおもちゃをあげよう、そんなことはなにひとつできなかった。
何も変わらない日常を どれだけ届けられるか、そればかりだった。

沙門と同じように 大事大事とかまうことはできたはずなのに、
私は いつだって、自分よりも鳥達の力を借りていました。

嘴がなく片足麻痺で動きが鈍いオスカルは、辛抱強いアンドレに、

障害で足を引きずるチビは、男前のレイ君に、

両足不自由のウィーは、優しい妻のギドラに、

みんなに託して、絆を見届けたら、
あとは ただ見守るだけだった。
他の鳥飼いさん達には叱られるかもしれないけど、
私はやっぱり動物病院はあまり選択しない。
薬が必要な病気なら連れて行くけど、
この子達はみんな ただ元気でいさせることだけだったから。
できると 思った。
できると 思おうとした。
手を尽くすとは、自分の手であって、
けして最新医療で負担を軽減させる手段を探そうとは思わなかった。
それが 間違っていたのか、いたとして、
多分 同じこと。
もう オスカルに 病院というところへ、
連れ出そうなんて 思わなかった。


朝 目覚めて、

ああ、寝てたんだなと思った。
オスカルが死んで、泣いて、辛くて、なのに、
ああ、ちゃんと眠って、

「雛にごはんあげなきゃ」

ちゃんと 目が覚めた。

オスカルは 昨日よりも羽が全部立ってきて、
本当に 菊の花みたいになってた。
私は、やっぱり死んでるんだと思って。
そんなふうに羽が逆立ってたら、
嘴の欠けたとこなんか見えないね なんて思って、
また泣いた。



外を見たら とても晴れてて、
まるで春の陽気みたいに ぽかぽか暖かくて、
雨だったら埋めないでいようと思っていたのに、
こんなに土が暖かそうなお天気じゃ 埋めるしかないなと思って、
とても とても神様に裏切られた気分で、
スコップを持って、庭に出た。
どうしても オスカルが庭で飛んでいるイメージが浮かばない。
私はオスカルが楽しそうに飛んでいるところなんか
一度も見たことがなくって。
いつだって、逃げるときだけ 飛んだ。あとは 潜った。隠れた。
ねえ オスカル。こんなふうに空を、見たことがあった?

庭には 黄色い薔薇を五本も植えている場所があって、
いつかオスカルが死んだら ここに埋めてあげようと、
ぼんやりとイメージしていたその一角の、
土を掘った、掘って、掘って、黒っぽい、そのなかに、
オスカルを横たえたら、とても オスカルの黄色が映えて、
それを見た瞬間に、「これは違う、絶対違う」
突然四つんばいになって私は 堰を切ったように伏して泣いて、
土を叩いて、
だって、
こんなはずじゃなくて、もっと、だから、
オスカル、突然 本当に突然、
あなたは あんなにいつだって死にそうだったのに、
いつだって いつのまにか元気になっていて、
ごはんに顔を突っ込んで、必死に舌に引っ付けて、

ひとつぶ 
ひとつぶ 
飲み込んで、

私がごはんを食べやすいように満杯に追加するといつも、
容器に飛び乗って そう、ちゃんと、
「オスカル ごはんよ」私の言葉がかかるのを、
ちゃんと待っていてくれていたね。
嫌われていたはずなのに、毎日ちゃんと繰り返されるそれが、
どれだけ私を安心させてくれていたことか。
前日も、ちゃんとそうして 声をかければ 容器に乗って、
食べてみせてくれたのに それなのに、
オスカル、これは 違うよ、どうして、
いっぱい奇跡の復活をみせてくれていたあなたがどうして、
こんなに突然に


わかんないよ



わかるように教えてよ、
なんでこんなに 鳥の死は複雑なの。
どうやったら あんたたちの気持ちや、体調がわかるの、
こんなに飼ってるのに、
なんで 私は今日も混乱しているの。


でももう、解放 
解放してあげなくちゃ。
逃げてくオスカルの後姿はいつだって想像できる。
背中の巻き巻きを、私はいつだって思い出せる。



もう行って。



嘴のある完全な姿に戻って、
ずっと歌えなかったさえずりを アンドレに聞かせてあげて。
私はあれほど低く綺麗なインコの声を
まだ他に聞いたことがないよ。
あの声をもう一度だけ聞きたかった。
そのために子供が欲しかった。
足がうまく動かないのに ずいぶん無理な注文をつけたね。
いつだって、オスカルは私の願いを聞いてくれた。
祈りをかなえてくれた。 子供はできなかったけど、
養子を、その嘴で一生懸命に育ててくれた。
おかげでフェルゼンはあなたに似てシャイでキュートで。
だから もういいよね。
もう、苦しくないし、辛くないよね。




バイバイは絶対言わなかった。
追い払うように土をかけた。
土を叩きながら嘆きがやまなくて、涙がいっぱい土にしみて、
それなのに心のどこかで、
「ここはオスカルの庭にしよう」
そう思った。
オスカル色の黄色や青い花だけをいっぱい咲かせる
オスカルの庭を作ろう、オスカルを咲かせよう。
そうだ、多分 オスカルは鳥になってここを飛ぶんじゃなくて、
花になって庭になって、ここの空気になって風になって精霊になる、
そのほうが、
そのほうが似合っていると思った。
お花畑になるほうが、オスカルらしいと思った。
私はオスカルに抱かれて ここで暮らしたいんだと思った。
だから 出勤して、小鳥部屋へ入って、
アンドレがひとりきりなのを見て、ああやっぱり現実なんだと思いつつ、
彼女を別の籠に移して、オスカルが暮らした籠を洗ったの。
消毒して、ぴかぴかにして、もう、
そういう自分を大嫌いになりながら、泣きながらこすって、

私がやるべきことをやるだけ。



一日を没頭するように終えて、里親さんのもとへ小鳥を送って、
帰りに花屋さんによって、オスカルの色の花の苗ばかりを買った。
家にたどりついて テーブルにそれをずらっと並べて、
ひとつひとつ苗に鋏を入れて ちょきちょき ちょきちょき 
手入れをした。
そうやって、何も考えずに、
しばらく黄色や青のふわふわに埋もれて無心になっていたかった。
時間を過ごしたかった。
そうしたら 沢山届けてもらった暖かいコメントや、
誰かの涙や、オスカルの写真を、思い出を、ふりかえって、
また日常に戻れると思った。 なにかが書けると思った。

オスカル。

オスカルの眠る場所に咲く花は、
日曜日にゆっくり植えるね。
悲しみは癒えることがないよ、でも 多分もう仕方がないんだね。
オスカルは今度こそ死んでしまったんだね。
生きてはいないんだね。

もう、そんな色の小鳥には逢えないかもしれないけど、
オスカルが嘴がなくても元気に回復して生きてくれたことで、
私は勇気をもらったり、諦めない気持ちをもらったり、
小鳥を飼う、自信ももらったよ。
だからまたきっと、小鳥を飼うよ。
オスカルの面影を探して、ふわふわの小鳥をきっと探すよ。
ごめんね 私はそうでしか生きられないんだ。
異形に見えて敬遠していた羽衣セキセイを、
今ではこんなに大好きになったよ。
お前のおかげで 私のこの3年間は
毎日黄色と青のカラーセラピーをうけて、
晴れやかだった、爽やかだった。

だからもう行って。



あの時 安楽死をすすめた幾つもの声
突っぱねたことを後悔したことなんかない。
オスカルはきっとこれからも、私の中で一番美人で綺麗だよ。
ほんとにほんとに、長い間 生きてくれてありがとう。
どうか最期は、苦しんでなかったと そう信じたい。
毎日かけた言葉を 明日からもずっとかけるよ。

愛してるよ 
大好きだよ 
今日も綺麗だね オスカル 

オスカル ごはんだよ 

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Category: ペットロス
Published on: Fri,  06 2009 02:30
  • Comment: 9
  • Trackback: 0

- 9 Comments

S子  

きょんだ様へ

コメントありがとうございます。
半年も前から 見に来てくださって
オスカルのことを好きになってくださって
ありがとうございました。
そして一緒に泣いてくださってありがとうございました。
オスカルの一生が どこかの鳥さんに少しでもつながるなら
とても光栄なことだと思います。
素敵なコメントありがとうございました。
また見に来て ぜひコメント残してくださいね。

2009/02/18 (Wed) 01:54 | REPLY |   

S子  

コマ吉様へ

はじめまして。
思わず笑顔になるような
暖かいコメントありがとうございました。
「オカン!ほんま今までありがとうな!じきに戻ってくるからそん時は美味しいゴハンぎょうさん用意しといてや!」
そうでしょうか、だといいですね。
オスカル私のところへ 戻ってきてくれるなら、
どんな鳥になってても もう全然かまわないのに。
はい、悲しんで哀しんで、
また元気になってきました。
オスカルにまでおおきにとおっしゃっていただいて
ありがとうございました。
こちらこそ 思いやりにあふれる言葉を
ありがとうございました。

2009/02/18 (Wed) 01:51 | REPLY |   

S子  

あおい様へ

はじめまして。沢山のコメントありがとうございます。
それからずっと見に来てくださって
ありがとうございます。
私 温かいでしょうか・・日課とか、
もう そんなこと言っていただけると、
嬉しくて 自然と笑顔になりました。
泣いてばかりいたので、ほんとに嬉しくて。
苦しいこともあったけれど、れだけじゃなかった・・・
そう思いたいです、文字にしていただいたのを見ると、
ほんとにそうだったような気がして、
信じられそうな気がして、オスカルは幸せだったと。
命は空気に溶ける、そしてそばにいてくれる、
そう信じたいと思います。
オスカルのこと 忘れないといってくださってありがとうございます。
そんなふうに愛されるオスカルのこと、
悲しくではなく 誇りとして伝えていけたらと思います。

2009/02/18 (Wed) 01:46 | REPLY |   

S子  

羽様へ

コメントありがとうございます。
その子達と一緒に鳴いているといいなと思いました。
嘴をなくしてからは びーびーとしか鳴かなかったんですが、
きゅるきゅる言っているのかな。
そうだといいな・・・。
はい、頑張ります。これからも沢山出逢わなくちゃ。
きっと、それが天命だったと思えるので。

2009/02/18 (Wed) 01:40 | REPLY |   

きょんた  

半年ほど前からこっそりロムっていました。
オスカルの事、大好きだったから
本当に泣き濡れてしまいました…
でも、本当に頑張った。
オスカルもsさんも。
私も今2羽のセキセイを飼っています。
心から大事にしようと思えました。
オスカルに、感謝です。

2009/02/08 (Sun) 18:09 | EDIT | REPLY |   

コマ吉  

初めまして

オスカル君が觜をなくしたのも、亡くなってしまったのもS子さんは自分を責める必要はない!
私がオスカル君やったら「オカン!ほんま今までありがとうな!じきに戻ってくるからそん時は美味しいゴハンぎょうさん用意しといてや!」と思うもん…。
上手く言えんけど、悲しんで哀しんだらまた元気な姿見せて下さい。
オスカル君!今までおおきに!
落ち着いたらオカンとこに還っといでや!

2009/02/08 (Sun) 01:54 | REPLY |   

オスカル  

もう泣かないで。

沢山の仲間に囲まれて
沢山分の1、な 愛情に包まれて
「たんげさぜん」なる
ニックネームまで付けてもらって
穏やかで幸せな毎日だったよ。

一生というのは
長さを競うものではなく
その中身が大事なんだと思う。

その意味では
僕は100点をもらえる自身があるよ。

短い間だったけど
S家の一員になれて本当に良かった。

僕はこの後
少しだけ天国を覗きに行ってくる。

そしてもう少し暖かい季節になったら
また白い卵になってこっそり戻ってくるから
絶対に絶対に僕だと気づいて
また愛して欲しい。

挿し餌で顔がべちゃべちゃになっても
また許してくれるかな?

再会の日を楽しみにしているね。

ありがとう。

2009/02/06 (Fri) 14:24 | REPLY |   

あおい  

S子さん、昨年からこちらに毎日お邪魔させていただいています、あおいと申します。
初めてコメントいたします。

S子さんの温かさや、小鳥さんたちの楽しそうな記事が、毎日の私に元気をくれます。
毎日ここのブログを拝見するのが、私の朝の日課となり、一日の活力源となっています。

オスカルちゃんのことは、私も気になっていました。でも、こんなに突然だなんて・・・、言葉になりません。

私も去年病気がちだったオカメを亡くしました。覚悟は出来ていても、突然すぎて呆然としました。
今は時間とともに、傷は癒されているように感じます。

S子さんの悲しみを推し量る事は到底おこがましいし、出来るわけもないと思いますが、私もとても悲しくてやりきれない思いでいっぱいです・・・。

仕事中だというのに、S子さんが気になってしまいこちらにお邪魔してコメントいたしました。

本当に綺麗なオスカルちゃん。
苦しいこともあったけれど、絶対それだけじゃなかったはずです。
S子さんに愛されて、絶対絶対幸せだったんですよ・・・。
嫌われていたとS子さんは仰ったけど、言葉が通じないが故の行動であって、愛されている事は絶対通じていたと思います。

命は空気に溶けると私は思っています。
これからも、オスカルちゃんはS子さんの周りの温かな空気となって、S子さんと一緒に共にいると思います。

オスカルちゃんの眠る場所に咲く花が、S子さんを優しく抱きしめてくれますように・・・

オスカルちゃんの事、私も忘れません。

今はゆっくり、心を休めてくださいね・・・

2009/02/06 (Fri) 10:11 | EDIT | REPLY |   

羽  

S子さん、かけられる言葉なんて見つからないんですが、また書いてしまいました。。。心からオスカルちゃんのご冥福をお祈りしています。。。昨年なくなったうちの子たちと仲良くキュルキュル鳴いて虹の橋で待っていてくれてるかな。。。いつか私も逢えたらいいな・・・と思っています。。。
小鳥は本当に素晴らしい生き物だとおもいます。彼らに出逢えたことに感謝して、またいつか逢えることを信じて私も生きたいとおもいます。頑張りましょうね。

2009/02/06 (Fri) 07:51 | REPLY |   

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