恋する小鳥

Irreplaceable 

私の夏休み

せめて明るい花で


ちょっと早いけど、8月を総じてみる。

全体的に、よくなかったと思う。特に夏の暑いさなか、
全部の巣箱を取り去らなかったせいで、
死ごもり卵や雛の不育が相次いだ。

自分自身が暑さにかまけて、温度湿度を見極める能力が衰え、
うまく調節してあげきれなかった。

私的な用件が多く起こり、小鳥の掃除や換気にあてるはずの時間を、
大幅にロスした、それはまだ続いてる。

庭を触ってあげる機会が少なかった。

他のブログをのぞきに行っても、ほとんどコメントを残せなかった。

たくさんのひとにもっと感謝をのべたり、
相談について丁寧に返事をするべきだったのに、
後回し後回しで不義理を重ねた。

そしてまた、
小鳥を死なせた。

悲しいことが多い夏だった。


祖父が亡くなって、別れのとき、葬儀の間、
全く涙が出なかった。
泣かなかった。
ここで書いたときは泣けたのに、
棺を前にして、孫でただひとり、一滴の涙も出なかった。
涙にくれる母や兄弟の背中を、
どこか遠い目で見ていた。
祖母の葬儀では、膝から崩れるほど我を忘れて嘆いた私が、
偉大な祖父の死に、無表情でいつづけるのを、
ひとは冷たいと思っただろうか
愛してないと思っただろうか
私は愛されていただろうか

でも私は本当に
悲しくはなかった、泣くことではなかった、そう確信していた。
祖父は闘いに勝ったのだ。
この世では勝ち組の、
「家族を作り、この戦争のなくなった平和の国で、
 家と食べ物のある、穏やかな老後」
最後は病気で心から叫び、ワガママをぶつけ、太陽を一心に浴び、
そのエネルギーで充電して毎朝を迎えた。
そして犬死にではない、完璧な死という勝利を得たのだ。
あざやかに散っていかなくとも、
アッパレな死を得たのだ。

僧たちにあわせて南無阿弥陀仏と唱えながら、
私の頭の中では

パンパカパーン!!

祝福のファンファーレが鳴り響いていた。
使い道のなかった自分の年金で盛大な祭壇のてっぺんに立ち、
みなに別れをつげて、彼は次のステージへゆうゆうと進んで行った。
ひとりほくそ笑む無礼な私を見て、
きっと私という孫がいたことを、思いだしたに違いない。
痴呆という魔法が解けて、やっと祖父を取り返した気分だ。

でも、家に帰るとうつろで無気力の母がいて、
まだ、家全体を覆う喪失感というヴェール。
そう簡単にはぬぐえないから、
もう少し、みんな 時間がかかるかも。
私だって、父が死んだら、
きっと もっと 大きい穴が開くだろう。
言い訳しよう、いっぱい言い訳しよう、
でも期限はあと二日。
9月になったら、また忘れる。
色んなこと忘れて流して、色んなこと始めて取り込む。
さよなら 8月。
さよなら 小さな命たち。
さよなら 
おじいちゃん。









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あ、でもまだ49日まで日があるね・・・

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Category: 鳥以外のこと
Published on: Sat,  29 2009 18:10
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1 Comments

冬花(さくら)  

私の祖父もS子さんのお祖父様とよく似てまして、小学校の時に両親を亡くし、その後、親戚に預けられて子守ばかりさせられ小学校にも満足に行けなかったようです。
そんな祖父も、結婚して家を建てその家だけを誇りに生きてきました。
しかし、月日は経ちもう丸5年寝たきりです。
年明けぐらいから家族のこともわかりません。目もあけません。
自宅介護は無理となり今は施設です。
自宅で寝ていたときは、泣くような声で、よく、死にたい殺してくれと言っていました。
そんな祖父を見ているので「死を勝ち得た」というS子さんのお気持ちよくよくわかります。
無礼ではないと思います。

いつも思った通りうまく行くわけではないですよね。
次元くんと真剣に遊んでみてください。
次元くん写真から、すごい生命力を感じるので、次元くんと真剣に遊ぶと気持ちがスッキリと切り変わるかもしれませんよー。

2009/08/29 (Sat) 20:08 | REPLY |   

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