恋する小鳥

Irreplaceable 

羽毛恐竜に寄せて

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100205-00000008-mai-soci


私はマメルリハに出会うまで、
本当の意味での、鳥の凄さっていうのを知らずにきました。
もちろん、マメルリハがすごい鳥だっていうのではなくて、
全般的に、鳥類という生き物に対しての興味が、
哺乳類や爬虫類と比べて多分薄かった。
だから鳥がメイン みたいな動物園はつまらなかったし、
やっぱりトラやライオンを見てるのが好きだった。
ひよこは可愛いかったから夜店で釣ったわけだけれども、
大きくなったらスキヤキにされてしまって、それでも
子犬を捨てられたときよりも辛くはなかった気がする。

だけどお仕事でグアテマラの国鳥ケツァールを勉強しなきゃいけなくなって、
動物園内の資料館でチャンバラする子供達の群れにまじり、
剥製たちに睨まれながら、図鑑を読みあさることになった。
そこで出てくる出てくる、おびただしい鳥の資料に、
世界でどんだけの研究者が鳥を専門にしてるんだ と、驚いた。
鳥の種類は膨大だったし、私にはみんな同じように見えていたのに、
動物研究者たちはみな、たったひとつ、

このひとは白鳥、
このひとはワシの研究に生涯を、
彼はペンギンでも皇帝ペンギン一本らしい、

そんなふうに、
命をかけて研究していく、
こだわりの種類を見つけられるもんなんだなあと驚嘆した。
何年かあとに、私もそんなふうに、
ぴぴっと惹かれて、「マメルリハ」に出会うとも知らずに。

だけど、そんな糸口が、
少しずつ鳥類全体への興味や意識の変化につながっていった。
今は、ニュースで羽毛恐竜ネタが出てくると、
ウキウキして外国のサイトまで飛んでっちゃう始末だ。

ちょっと話は前後するけど、
福井にある、福井県立恐竜博物館は素晴らしい。
最初は建築が素晴らしいらしいと噂を聞いて、
雪がまだ積もっている頃に、建築途中を見に出かけた。
そしてオープンしたあとに、なんだったか目玉の化石が展示されてて、
やっぱりもう一度観に行かねばと猛烈に感じ、また雪積もる中を出かけた。
そのときにはすでに、始祖鳥の模型や映像もあって、そこでようやく
「そうか、鳥は恐竜だったのか」
くらいの飲み込みをした気がする。

まだ目を閉じると、あざやかにその始祖鳥の映像を思い出せるのに、
あれからまた羽毛を持つ恐竜の化石は発掘され、
世界は連続する新発見に熱狂していく。
テレビでは、「恐竜は今も生きてます」と謎めいて紹介され、
シーラカンスではなく、鳥がそれだと紹介されることになる。
その間に、なぜか私はあっというまに、鳥を増やし、鳥と暮らし、
テレビで「羽毛恐竜」なる言葉を聞く事になった。
そして
声を失うほど驚いたのが先日のこと。


「遼寧省建昌県玲瓏塔地区で、いまから約1億6000万年前の
 羽毛恐竜の化石を発見した。これまで世界で発見された羽毛恐竜化石としては
 最も古いもので、鳥類の起源の研究の新たな、国際的重大突破とされている。」


地図の読めない女の筆頭であろう私は、
実に膨大なケタ数字にも脆弱なオツムを持っているんだけれども、
もちろん1億6000万年前 というのがえらい前で、
その羽毛がこの世に残っているということには当然唖然とする。
だけど一番驚くのは、この
アンキオルニス・ハックスレイ(赫氏近鳥竜)という羽毛恐竜が、
始祖鳥よりも、さらにこの間イメージが公開された
最古とされていたシノサウロプテリクス(中華竜鳥)よりも、
まだ3000万年さかのぼって古い羽毛恐竜になるという。
今30年とちょっとをヒーヒー言いながら生きている私に、
3000万年という数字すら天文学的に思えるんだけれども、
今手元でぴゃーぴゃー鳴いてセーターに潜り込んでくるこの子達は、
なるほど、この偉大な地球の支配者の子孫のひとりのようなのだ。
鳥ってすごい。笑けるほどすごい。
卵の殻というのは、ものすごい繁殖能力を支える
地球最大の武器なのかもしれない。

ちなみに、シノサウロプテリクス(中華竜鳥)さんは、全体的に薄い茶色で、
保護色っぽくて、背中から尾にかけて縞模様があったよう。
それも今の鳥たちが尾羽を見せる、例えば
マメルリハの♂の背中の色鮮やかさにつながっているのだろう。
発情と繁殖に欠かせない意味を、ちゃんと今の鳥たちも受け継いでいるものがいる。
そして、今度発見されて色づけされたアンキオくんは、
赤い頭頂部、黒いボディに白い模様、
まるでキツツキの色を思いうかべるそれも、
赤い頭頂部が花のようにふさふさと揺れてそうで、
きっと、それで♀の気を惹いたはずだ。
なるほど、昔からどれだけ鳥たち、もしくは鳥たちの祖先が、
見かけの美しさで恋を勝ち取ろうとしていたことか。
想像するだけで、とても楽しい。
恐竜ワールドは確かに昔から好きだったけれども、
アンモナイトは必ずいつも、何かしら持っていたけど、
生きているうちに、羽毛恐竜が発見されたことは、
今思えばラッキーな時代に生まれたに違いない。
そして鳥をもっと誰もが愛するようになって、
例えば動物園の主役をはるようになって、
そんな時代がもういっかい、新しく来るのを楽しみにするのも悪くない。
お前たちは結構、すごい奴らなんだな。
爪楊枝くらいの細さしかない、一見華奢に見えるフィンチの足も、
掴まれたら確かにありえないくらいに痛いコニュアの爪も、
進化を繰り返して、作られた意味のあるもの。
けしてどの子も、か弱さが見受けれないのが小鳥たちの不思議なところ。
ああ、今日も、どいつもこいつも強そうだ。
籠さえなかったら、本気になったら、
あっというまに空へ飛んでいかれて、追いつけない。
空を制することは、この地球の頂点なのかもしれない。
愛しているものが、実はものすごく手に届かないものだったような、
そんな寂しさと、やっぱり

「おまえらすげーな」

そんな、ありふれた尊敬と今日もともに。











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すごいよ、君たち

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Category: 鳥・動物ニュース
Published on: Fri,  05 2010 13:32
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羽毛恐竜 アンキオサウルス 中華 シノサウロプテリクス 最古

- 2 Comments

S子  

ことり様へ

福井は大好きなんですよー。なんといっても
ソバの食べ方を教えてくれた
恩人がおります。だからおろしソバが大好きなんです。
福井はいいところですねー。車に乗らなくなったので、
冬は行けないですけど、ぜひぜひまた行きたいです。
私の旅コースは、永平寺と博物館はワンセットなんですよ。

2010/02/09 (Tue) 16:28 | REPLY |   

ことり  

こんにちは。
S子さんの足元にも及ばないけれど、小鳥をを飼育している一人として、羽毛恐竜は、私にも心が騒ぐニュースでした。
うちには、羽衣とウロコがいるけれど、こののんきな二羽を見ながら、遠い遠い過去を、感じずにはいれませんでした。
それにしても、S子さん!福井にきてくれていたのですね!とても、嬉しいです!
博物館の化石発掘体験、実は結構おもしろかったりして。。。
ぜひ、またおいでくださいませ。
うちに、羽衣とウロコがいるのは、まさしくS子さんの影響かと。。。福井、ご案内させてくださいね。

2010/02/06 (Sat) 17:55 | REPLY |   

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