恋する小鳥

Irreplaceable 

マイケル・ジャクソン一周忌に寄せて 「REMEMBER THE TIME」(動画あり)

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一年前の今日、早朝から私の世界は大きく揺らいで、
それまで私が抱いていた、掴んでいた、
そう思い込んでいたこの世の世界は一変してしまう。

マイケルが倒れたとか、
救急車が運んでいったとか、
医師が逃げたとか、子供がいたとか、家族が声明を出すとか出さないとか、

小さな画面のなかの、めまぐるしく移り変わる混乱と恐怖を、
体をぐらぐら揺らしながら指を噛んで見つめてた。


あなたが、いなくなるなんて


一年後の今日、早朝から、
アフリカで起こった歓喜がこの島をかけめぐった。
私たちはバンザイをして、ガッツポーズをして、涙ぐんで、


あなたがいない朝を、もう365日生きてきた。



初めて、映像で泣いた記憶をたどってみると、
必ず、私はシーラカンスに出会う。

中学生の頃、日曜の午後に観た
世界で初めて生きたシーラカンスの群れをとらえた映像。
あの、深海の暗い画面に、ゆらりと揺れたシーラカンスの影が寄り添う様子に、
私はただ、わけもなく胸が震えて、ぼろぼろと涙を流した。
あの日、この世には悲しいとか嬉しいなどの感情からではなく、
ただそれを目にしただけで、涙が自然と溢れ出るものがあるということを
生まれて初めて私は知った。

そしてそれはすぐ、映像と音楽の世界を融合させて体現してみせた
マイケルが起こしていく革命のもとに、覚知されていくことになる。
私だけではなく、ひとには、観るとただ泣けてくる、
そんな存在のものが、それぞれあるんだろうと思う。
私のきっかけは、それがシーラカンスであり、
それがマイケルであり、ピラミッドであり、
そう、今はもう、いくつも、きっと、いくつも。

私にとってあのシーラカンスの映像は、
当時まだ伝説の古代魚だった彼らの生きている姿は、
自分は今この地球の長い歴史のなかで、
ほんの何十年かの時間を与えられて生きている状態であるということの、
その時間が過ぎれば跡形もなく消滅してしまうということの、
本当の意味で気づいた瞬間であり、その証明であった。
6500万年前に息絶えたと思われたシーラカンスという種が、
生き残るために、深海にひっそりと、
本当に泳ぐというよりも、漂うようにそこにいた。
彼らがここまで命をつなぐために、
どれだけの命が生きて死んでいったことだろう。
死を免れるためにこの深い海の底で漂うことが、
果たして生きる大義の何を成しているんだろう。
太陽の光をあびて、何十年と言う長い寿命の権利を持つ人間も、
ひっそりと海の底に沈むシーラカンスのような、
種の保存の成功例であるのだろうか。
生きるということは、地球の歴史の、ほんの微細な砂粒と同じ、
私たちが今生きていることは、そういうことなのだろうか。
その繰り返しの永遠に終わらないシステムのなかに、
こんなに揺れる心を持って生まれる必要があったのだろうか。


 ああ、私はあと数十年で全て消えるんだ、何も残らないんだ。
 なのに心があって、それを恐怖と感じる状態なんだ。
 こんな状態のものが、この世には何億何兆と存在するんだ。
 そのなかのたったひとつの生命体として、ここに存在しているだけなんだ。


そう気づいた、絶望の瞬間。



だけどそれは、ひとりの存在によって、
まもなく生きる躍動に変わっていった。
いつか自分が無になるという恐怖と絶望は、
裏返して、生への喜びを爆発させるきっかけになる。
その引き金は、何億何兆のただの生命体の前に現れた、
この世でたったひとつの才能をもったひと。

あのひとは、違う。
この地球に、何億何兆に値する、たったひとつの「個」。

そう確信している自分に気づいたときにはもう、
マイケルを見てるだけで涙が出るようになった。

私の前世がふんころがしなんじゃないかって本気で思うくらい、
エジプトの文字を読みたくて憧れた日々、
あの砂漠で裸足の足をおろして熱を感じることだけを、
想像して、焦がれて、必死で勉強した日々。
降り立ったときには、「REMEMBER THE TIME」に酔いしれて、
どこへ行っても路上に流れてる「Beat it」、
歌って踊る真似をすれば、言葉が通じなくても篤い握手がかわせた。
黒人でも、アラブ人でも、東洋人でも、白人でも、
ノーボーダー。
その世界がどれほど、私に勇気を与えてくれただろうか。
どれほど、この限られた時間という命を、
「幸せ」という感情で塗りつぶしていく力になったことか。


その世界に、

あなたが いなくなるなんて、そんなこと────





「マイケルはパーフェクト、でも私生活はインパーフェクト」

小林克也氏が、とても悲しそうな顔で紹介するあなたのVTRを、
リビングの床に、のたうちまわりながら泣きじゃくって観ていたよ。
頭を何度も打ち付けて、嘘だ嘘だと脳を揺らして、
夢だ、悪夢だと嗚咽が止まらなかったよ。
そんな夜を、この356日の間に何度過ごしたことだろう。
たとえばあなたは、しばらくの間一線から姿を消していたし、
もう踊らないのかもしれないと、椅子に座ったまま、
往年の声は出なくなるのかもしれないと、
そう思うことだってできた。想像だってしてた。
たとえば、マイケルが日本にきてコンサートをすることが叶うわけではないし、
きっと生涯一度も本物を目にすることなんか、できない雲の上の存在だった。
素晴らしいエネルギーの歌と映像は沢山残っているし、
いつでもマイケルの遺産には満たされてきていたのに、
ゴシップではなく、世界屈指のパフォーマーとしての映像だけを、
追っていた毎日と今もきっと、観てるものは同じようなものだろう。
なのに。

私はただ存在していて欲しかったんだ。
この世にあなたにいて欲しかったんだ。
歌えなくても踊れなくても、
マイケル・ジャクソン、マイケル・ジャクソン

あなたに、死んで欲しくなかった。
存在が消滅して欲しくなかった。



帰ってきて



諦められない




誰かがこの地球に存在しなくなるだけで、
普段見れるひとじゃないのに、抱きしめられる間でもないのに、
同じ民族でも言語でも年代でもないのに、こんなに悲しい。こんなに理不尽。
こんなに納得できない。なんで薬物?なんで過失?


世界はあなたを失って、変わったでしょうか





みんな、私と同じ。
あなたを見て、みんな泣いてる。
歌えても歌えなくても、
あなたがそこにいるだけで、
みんな胸が震えてる。


大好きなペプシコーラ。
世界はコカとペプシで今日も二分しているよ。
黒と赤、そして青、
弾ける炭酸の泡、甘くて苦くて、すべてがアメリカ、すべてがあなた。

あなたの火傷の傷を、手術の連鎖のきっかけを、
保障の全額を病院に寄付する、あなたの善意を、あなたの高潔を、
このコーラを飲みながら、忘れずに生きていきます。
限られた人生という日々のページを、毎日塗りつぶす、
あなたの歌が次々と世に出たあの頃は幸せで、躍動で、汗と涙で。
今は、苦しさや、切なさで、ひとつひとつ時間をかけて消していく。

きっと、あっという間。
きっと、あとすこし。

次の世界にあなたがいると思えば、
寿命のある限り、生きて、死んで、生まれ変わってまた出逢う。
そのとき同じアメリカ人だったらいいなあ、なんて言わないよ。
どんな民族でも、あなたは愛してくれるに違いない。


<

最後にハイタッチする子供たちが、
黒人と白人。
この頃から、あなたはどれだけ深く、

どれだけの心をこめて



あなたはただ、子供たちのヒーローだったのに。






あの頃、「マイケルが好き」と言うと、
この日本じゃ、どれだけのひとに「HOOO!」とバカにされたことだろう。
鼻のこと、借金のこと、ギンギラの衣装のこと、股間を触るダンスのこと。
でも今じゃ、世界の誰もがあなたを愛してるし、
私はこのブログに、たくさんのコメントをもらったよ。
死んでも強烈。最強のひとでした。


今アフリカで世界最大のサッカーの祭典が行われてる。
もしあなたが生きていたら、この模様を観ていたら、
きっと夢中で喜んでいたんじゃないか、
子供のようはしゃいで子供たちと観ていたのじゃないかって。
それとも空から見ているのかな、
ねえ、みんな、フィールドの上で黒も白も何もかもなく、
それぞれの色にユニフォームを咲かせて、
称え合って尊厳と誇りをかけて戦っているのが見えますか。
あなたが目指した世界の、
目指そうと導いてくれた世界の、
その一端が見えますか。




世界を教えてくれてありがとう。









 

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怪我して座って歌うマイケルなのに、全身からリズムが溢れてる
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Category: 鳥以外のこと
Published on: Fri,  25 2010 23:59
  • Comment: 3
  • Trackback: 0

マイケル ジャクソン 一周忌 remember the time I'll be there pepsi

- 3 Comments

グーグー  

続き

あの頃もう、既に最盛期は過ぎているだの、ゴシップばかりが先行していて、日本では私の友人の中には彼のファンはほとんどいなかったけれど、私の中ではずっと彼はスーパースターですよ。
帰国してから観た、スーパーボールでのパフォーマンスでは全身が震える程の衝撃で、彼は健在だと安堵したことを思い出します。

私の目の前が真っ暗になった去年のあの日、(にわか)ファンまでもがマイケルマイケルと泣き叫ぶ様子を、うれしいような寂しいような複雑な心境で過ごした日。今年は日本では少しの報道だけで、去年の事などみんな忘れているかのような様子を、寂しいようなうれしいような複雑な心境で過ごしました。

マイケルがこんな事にならなかったら、きっとこのブログにも辿り着くことはなかったでしょう。(小鳥はかわいいと思うけれど、猫飼いなので飼育は難しい(涙)
あれ以来ほとんど毎日覗いている超お気に入りのブログになったここに導いてくれただけでも、マイケルには感謝します(笑)
彼の居ない世界は寂しく空虚だけれども。

2010/06/27 (Sun) 00:54 | REPLY |   

グーグー  

マイケルのエントリー

こんばんは。前に一度コメントさせて頂いたグーグーです。365日、あっという間でしたね。
冒頭のPV、何百回見て何千回泣いたことか。書きたいことがたくさんあるのに頭がぐちゃぐちゃで申し訳ないです。
前に書いた、私が居た異国というのはアメリカで、ちょうどblack or white が発売され、remember the time が発売された頃でした。
私がお世話になっていたホストの女性はアフリカンアメリカンとポチギーのハーフで、やはりもちろん分類されるとブラックであって、彼女の友達も必然的にブラックが多くて、彼等によく「日本人は黒人の事をどう思っているのか?」と本当に何度も質問された事を思い出します。
ちょうどその頃マイケルは、尋常性白斑が広がり、外観はまるで白人のそれのようになり、このことからあらぬ誤解を招くような報道がされたいました。(実際私もその時には彼がその病気に罹っているとは知りませんでした)
彼の、不可能を可能にできるような財力故に、私のホストマザーやその友人達は口々にこう言った。
「彼はかつて私たち黒人の星だった。なのにこんなに肌を白くして。そんなに黒人であるとことが嫌なのか。」と悲しみと寂しさが入り混じったような複雑な表情で。
そんなことをよく思い出します。黒人には黒人の世界から抜け出そうとしていると考えられ、だからと言って彼は白人になりたかった訳など決してなく。誰にも理解してもらえない辛さ。
昨年、このブログに辿り着いて、black or white の動画を久しぶりに見て、上記の事を思い出しながら涙が止まらなかったことを思い出しました。

2010/06/27 (Sun) 00:39 | REPLY |   

ぱぷるす  

初めてブログ拝見させて頂きました。
読んでいて泣いてしまいました。私はマイケルのことはあまり知らなかったのですが、TIIを観に行ってマイケルが写し出された時、訳もなくボロボロ泣いてしまったんです。自分でも不思議なくらいに。このブログを見てその理由が少し解った気がしました。

2010/06/26 (Sat) 03:53 | REPLY |   

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