恋する小鳥

Irreplaceable 

世界一、プレゼント

ちっちゃい・・



クウが、天国に行きました。



ごめんね




何度もハビとゆすってみたのですが、




もう動かないの




どうしても起きてはくれませんでした。


最後に会えたのは、わずか五分ほど。
走って、走って、私の目に飛び込んできたのは、
横たわって、虫の息になったクウの姿でした。


朝はちゃんと座っていたのに、
もうどうしようもないほど最期のていをなしていて、
抱き上げて、何度も何度も、
名前を呼んでさすってなでました。
いつもクウは赤ちゃん抱きで、
ずっとごはんも薬も、そうやって毎日あげてきて、
私には子供が出来ませんでしたが、
何かをこの腕に抱いて見下ろして名前を呼ぶ、
それがどれほど幸せで愛しいことか、
この子を抱くたびに、いつも感じて仕方がありませんでした。
その、重みを、
もう失うしかないと、なかば覚悟してきたはずのこと。
何度も蓋をして、見ないふりで過ごしてきた長い時間。


待っててくれたなんて、
まるでテレビか映画のようなことを、
都合よく思うことはできないのに、
そうとしか思えないような、最後を私にくれた。
苦しそうな息のなか、かけ寄った私の目を見て、
ちゃんと私がわかったようでした。
抱き上げた腕のなか、どんどん呼吸が静かになっていって、
じっとこっちを見上げていたクウを、
何度も何度も涙声で呼んで、
「もう大丈夫、もう大丈夫だよ」と繰り返してなでた、
私の手にやわらかく目をとじて、


そっと、眠るように逝きました。



私の腕のなかで、息を引きとりました。






呼吸が止まるのを聴いて、
心臓が止まるのをこの手に感じて。




張り詰めていたものが、滝のように流れ出して、


ぼろぼろと、泣き崩れて、
大声で嗚咽して、
かたわらのハビは無邪気に寄り添って、
クウに遊ぼうと、何度も呼んで、

だけどもう、




さみしくなるね



クウはこれから、天国へ逝ってしまう。











その日は、

一晩かけて、
3人で過ごしました。
少しも硬く冷たくならないクウと、ぴっとり寄りそうハビと、
覗き込む私。
ずっと一人暮らしだった私の、
そばにいてくれた、ふたり。
3軒も引っ越した私に、
ずっとついてきてくれたふたり。


朝になると、

どうしても、辛くなって、もうどうしようもなくなって、
埋めなければと、何度も何度も、
何度も何度も越えてきたことなのに、
小鳥たちも、ホアも、眠らせたのに、
どうしてこんなに土をかける行為が辛いのかなあって、





ここにいるよ


ここに


感じる?



ここに、埋めたよ。



さよならしなきゃね



ハビといつも一緒にいた場所に、
大好きな金柑とハーブが食べられるこの場所に、

ねえ、クウ、覚えてる?


沢山草むしりしてくれた



この場所だよ。


みんなでいつも、


べっとり



こうやって寝そべって過ごしてた。
クウは小さくて、本当に小さいままで、
いつまでも子ウサギみたいだった。

みんなで、どれだけ遊んだだろう。



時々、

猫鍋に対抗して



バケツに入ったり、

夏には、


毎年恒例だったね


散髪もした。
だんだらだんでも、涼しくて好評だったよね。


時々、木にも登ったし、


さよならしなきゃね


時々、


この写真大好き


川の流れに、たそがれた。
いつも、いつも、おにいちゃんと一緒で。


目がまんまるで



本当にかわいかった。
歯が全然なくなって、ずっと流動食でも、
骨折して、包帯あみあみの時も、
とにかくずっと、いつだって可愛かった。
こんなに可愛い生き物が、自分の手の中にあるなんて、
本当に信じられなかった。亡骸と呼ばれるものになったときでも、
やっぱりそう思った。
世界一かわいいと思った。
もう、この腕の中に抱いた可愛い赤ちゃんのようなクウはいないんだけど、
本当に長い間、ありがとう。
そして一番最後の時間を、
私にくれて、本当にありがとう。
待っててくれて、あのをくれて、
本当にありがとう。




おやすみ。





さよならしなきゃね



すこし眠ってて。
毎日変わらずパイナップルは搾ってあげるから。
ちょっとだけ待っててね。
必ずそこに行くから。
おいしいものをいっぱい持って、クウを迎えに行くから。






























関連記事
Category: ペットロス
Published on: Tue,  12 2011 23:18
  • Comment: 6
  • Trackback: 0

うさぎ ネザーランドドワーフ

6 Comments

愛  


涙が込み上げてきました

我が家のうさぎも
今年に入って間もなく
お月様へ帰っていきました

あれからもう7ヶ月も経ったのに
つい昨日の出来事のように思い出されます

うさぎってとっても可愛い生き物です、

別れはつらいものですね
でも彼は本当に大きなものを
わたしの中に残してくれました

S子さんもきっと、
クウちゃんからたくさんのものを
もらったのでしょうね*

クウちゃんの可愛らしい姿が大好きでした
たくさんの癒しと笑顔をもらいました

本当にありがとう、クウちゃん
安らかに眠ってください

2011/07/14 (Thu) 22:59 | EDIT | REPLY |   

さいたまのうーたん  

クウちゃん

S子さんが帰ってらっしゃるのを待っててくれてありがとう。
ずっとかわいいかわいいクウちゃんでいてくれて
本当にありがとう。
いっぱいいっぱいありがとう。
くうちゃん。またね。

2011/07/14 (Thu) 15:35 | EDIT | REPLY |   

つばきまま  

クウちゃん、よくがんばりました。
天国に行っても、愛らしい姿で
ホアちゃんや、みんなと遊んでね。
可愛いクウちゃん
おやすみなさい。

2011/07/13 (Wed) 20:09 | REPLY |   

ぴぃちゅくん  

クウちゃんへ

愛らしいクウちゃん
天国でもいっぱい遊んでね

2011/07/13 (Wed) 16:02 | REPLY |   

びすきゅい  

泣きました

クウちゃんがんばったねぇ
おりこうさんだったねぇ

今頃ホアちゃんと遊んでるんでしょうね

かわいいかわいいクウちゃん
おやすみね

2011/07/13 (Wed) 01:13 | REPLY |   

グーグー  

S子さん、たくさん泣いてください。
京都から遠いこの地で私も涙します。
クウちゃん、いい子いい子。おやすみね。
またね、クウちゃん。

2011/07/13 (Wed) 00:15 | REPLY |   

Post a comment