恋する小鳥

Irreplaceable 

3月になりましてなんとなく雑談

しょってますな




鳥のこの、雛鳥のときからの前傾姿勢に、
すでになにかを背負ってきたかのような老齢さや、
古代の恐竜の面影を見たりして、
私は時々怖くなる。


掌で覆おうとすると、さっと身を硬くされるとき、
どこかで一線を引かれているとき、
どんなに手で食事を与えても、
これは同じ種類の生き物ではないと
生後一ヶ月の雛に見透かされているとき、


何かを見つめて





すべてをわかっているなんてことは、まったくなくて、
ちょっとだけ育てた雛の数が、ひとより少し多いだけで、
本当のことはなにひとつわかっていなくて、
この子達の心の中など、
この子達の体の中など、


この戦いはいつ終わるんだろう。
この興味はいつ尽きるんだろう。
大きな小鳥のショップを見かけると、
どこのスタッフにも第一に家族のお話が出てくるのに、
私には小鳥しかないし、小鳥のことしか頭にない。
会ったことのない小鳥さんに届けるためのロープを染めて、
できあがったときの嬉しさは半端ではない。
とんがりハウスをずらっと並べて乾燥しているときの、
幸せ度はマックスで、
こんなに作りたかったんだと、自分で自分に驚く。
ディスプレイが一番の仕事だったときは、
完成した瞬間にもう潰す日時を打ち合わせするから、
惜しい気持ちを引きずらないよう、頭からすぐに捨てる癖がついていた。
同じものを何度も作ることは苦手で、
どうやっても同じものを作ることはできない自分が、
cotte cotteなどやっていけるのかと、半信半疑だった。
今でもそれは、できないままでいるけれど、
それでも小鳥さんはみな違うのだから、
おもちゃや止まり木も、ちょっと違っていいのではないかと
勝手な理屈でとりあえずフタをした。
忙しいだの焦るだの、時々気が抜けて悲観的なことを素直に書くと、
「幸せなひとですね」
すかさず嫌がらせを送ってくる見知らぬ人に出会ってまたへこむ。
倫理と法律上で問題がない範囲なら、
私が何を書こうがかまわないでほしい。、
「自分はあなたのように能天気に生きてはいない」
という自慢をこめてのひとことですよね。なんだよ、自慢かよ。
でもそうやって、侮蔑をこめて傷つけようとすることで、
なにかお元気になられるのであれば、私の傷にも
多少の価値はあるってもんだ。
そういうのをバネに頑張るとかいう芸当は出来なタチなので、
忘れることは一生出来ないだろうけど、
思い出すことは、なるべくやめる。
一生懸命殻をかぶる。
誰かもわからない相手に、ハンムラビ法典もできないわけだし。

私は一歩進んで、一歩下がっているだけで、
人生でまだ一度も、なにひとつ前へ進めていないと思う。
このままで終わったら、最悪だ。
ただの鳥道楽の、変人でこの人生が終わってしまう。
最近マメルリハがとにかく好きだとふっきれた部分はある。
かといって色んな色のマメを集めたり、色変わりを勉強したり、
私の興味はそういったことには向かないんだなあ、なぜか。
私は色んなマメが知りたいわけではなくて、
彼らとは何かが知りたい。
どんな風に歩いて、どんな風に食べて、
なにを考えてなにに夢中になって、何が楽しいのか、何が好きなのか、
一緒に長く暮らせるために何が必要なのか、
あんなにつがうことに命がけだった時もあるのに、
今や、ひとり暮らしがまったく平気そうな、
リブの気持ちのありようとか。

そんなふうなことを、つらづらっと考えていたりして、
あっというまに、年をとりました。
もうすぐ、また誕生日が来てしまいます。
三十過ぎて誕生日とか、言ってたら恥ずかしいのかもしれませんが、
私はあんまり自分がいくつになったか、
お天気と年月にはほんとに興味が向けられなくて、
毎日記憶がさだかではないのですが、
またその日になったら、自分がいくつになったのか、
西暦を引き算して数えてみたいと思います。
まあ、鳥と暮らしていくのに、人間の年なんかもう、
どうでもいいような気がしてはいるのですが。
今はとにかく、努力を続けること、収めるものを収めて、
捨てるものを捨てて。
それを頑張っていきたいと思います。
私は私にしかできない、
今日を過ごしているはずなのです。













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cotte cotteへとぶ




最後まで読んでくださって、どうもありがとう!

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Category: 鳥以外のこと
Published on: Sun,  18 2012 03:50
  • Comment: 2
  • Trackback: 0

2 Comments

典  

S子さんは素敵な方ですよ。

メールやリーフレットにそれが表れています。

「管理人のみ閲覧できます」と言うコメントを見かけるたび、心無いメッセージで無ければ良いな。。。といつも思います。

下の方のコメントにもあったように、痛みを知っている人ほど人に優しく出来ると思います。

そんな嫌がらせを送ってくる人は、「可哀想な人だな」って程度に思って、S子さんが心を痛めることがありませんよう願っています。

2012/03/22 (Thu) 09:40 | REPLY |   

Maria  

s子さま
初めてコメント差し上げます
以前マメの為にリースなどを送って頂きました
その時の梱包や添えられたお花にお人柄が伺えましたよ^^
こういった場で「吐き捨てる」ようなコメントを残される方は 不幸せな方だと思います
人は幸せであれば楽しい事を 不遇を知っていれば温かい言葉をかけられるものだと思います

30代と言えば 人生まだ半ばですね
盛大にお誕生日を祝って前進なさって下さいね♪
そして恋する小鳥達の為に 楽しみながら作品をお造り下さい
blog も楽しみにさせて戴いています
やってくるお誕生日おめでとうございます*

2012/03/18 (Sun) 10:40 | EDIT | REPLY |   

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