恋する小鳥

Irreplaceable 

おかえりなさい を受け止める

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アメリカでは戦場から帰還してきた兵士の方々が、
家族に会うシーンを撮影するのが常になってきているのか、
たくさん動画にあがっています。
テレビ局が密着して撮影しているものも、
友人たちが企画しているものもさまざま。
鳥に会って喜ぶというのは見たことがないのですが、
飼い犬がこんなに嬉しがって
「おかえりー!」「どこ行ってたのよー(涙)!!」
犬はもう完全にファミリーですね。
猫はもう誰だか忘れてしまっていたみたいで、
「え?」って固まっているのがありましたけど・・。

オバマさん自体は特に好きではありませんが、
とにかく兵士が戦地から帰ってきました。





母のもとへ。





子供のもとへ。





妻のもとへ。




動画のコメントを見ていてショックなのは、
帰ってこれた家族が感動なのではなくて、
帰ってこれなかった兵士の家族が、たくさん
この動画たちを見られているということ。
私はエジプトにいた3年間で、
マイケルジャクソンなどの有名人を除いて、
イスラムの人々のなかで、アメリカ人を好きだなどという人々には
一度も会ったことがありませんでした。
憎んで、悪口を言って、
世界の悪はすべて、アメリカのせいだと思い込んでいて。

アメリカがガザを奪い、イスラエルをのさばらせ、
中東を混乱に陥れ、アラーを冒涜し、
核爆弾を作り出し世界を恐怖で支配して、
ドラッグを蔓延させ、
淫猥な音楽と暴力的な映画で、若者を快楽の罪に陥れる。
アフリカが飢えるのも、アラブで一部の金持ちだけが富豪になるのも、
すべてはアメリカのせい。アメリカがイスラエルの肩を持つせい。


ずっとそう。それが彼らの、世界を見るときのベース。

日本は大好き。アメリカと戦争して負けた。
でも我慢強すぎて、あのアメリカがもうどうしようもなくて、
非情な爆弾を落とすしかないほどに強くて、だから負けた。
負けたから、日本人もアメリカを本当は憎んでいるはず。
本当は敵なはず。本当は嫌いなはず。
だけど言わない。ずっと我慢してる。
ちゃくちゃくと復興して
ただひたすら、上を目指して経済大国になった。
学校がいっぱいあって、みな国民が頭がいい国になった。
だから好き。本当に好き。おしん見て、度胆抜かれた。
小さい島のなかで、工場をたくさん建て、
アメリカに車や家電を作ってバンバン売っている。
あんなに破壊されたのに、復活してて対等に渡り合っている。
そこが好き。アメリカと同盟国でも、
日本は好き。大好き。
でもアメリカは嫌い。




9.11のとき、彼らはどうだった?
子供たちが笛を吹き、とびきりの笑顔で拍手して、
手拍子の輪のなかで、ダンスをしてた。
子供のときから焼かれる星条旗の炎を、
瞳に映して輝いていた。
彼らが悪いわけではない。
大人たちが悪いとも思ってはいない。
イスラムの思想に対して、不条理だとは思っても、
それが悪だとは思えない。理解してしまうこともある。
だけども、そんなアンチアメリカが叩き込まれている社会に、
派兵されていく兵士たちはどうだろうか。
家族にとって、彼らはヒーローであるはずが、
侵略者の汚名を最初から着せられた過酷な国へ派遣されていく。
もう帰ってこないかもしれない。
今も戦場で針のむしろで戦っているかもしれない。
それが任務を遂行しているだけでも、
罵倒されているかもしれない。爆弾の道連れにされているかもしれない。
戦争が終わらないまま、治安は回復しないまま、
混乱は広がって、アラブの春に火がついて、
今度はシリアも救えと、騒ぎ出す。
朗報は、ビン・ラディンを仕留めたこと。
それだけやっても、沢山の死者が出て、
やっぱり嫌われる。現地から、憎まれる。
CNNの向こう側、アルジャジーラのキャスターの皮肉。
アラビア語の端々に悪意を感じる。
米軍は、本当に大変だと思う。

日本でも、米軍をあまりにも軽くボロカスに言うひとがいる。
エジプトで聞いた、子供のときから
守ってきた言いつけのひとつひとつのように並べられた
「アメリカが嫌いな理由」のいくつもよりも、
日本で聞く「米軍は撤退すべき」の中身が、
軽くて、うんざりすることがある。
米軍賛美をしているわけではないけれど、
兵士というものは、みなすべて悪しきものとする
教育がなされてきたのではないかと思う。
私が中学生のとき、
社会担当の若い男性教師が赴任してきたのだけれど、
ある日、子供のころ、ドリフターズがよくやっていた
リンゴを放り投げ、それを剣に刺すというネタを、
掃除時間に箒で真似をして
ひげダンスを踊ってみんなで遊んでいたら、
その教師が激昂して、箒を投げつけどやしつけられた。
「日本兵は、そうやって中国人の赤ん坊の首で遊んでいたんだ!」
「お前たちは、なぜ哂ってられるんだ!」

大人になって、出張でバリ島に行ったとき、
現地ガイドのおうちに立ち寄ると、
五歳の子供が夢中になって毎日見ているという
インドネシアで大人気だというテレビドラマが始まった。
その子を胸に抱きながら、一緒になってドラマを見ていると、
ガイドがしどろもどろになって俯いている。
画面に映っていたのは、竹槍で赤ん坊を刺し殺す
鬼のような形相の兵士の姿。
軍服から、ああこれは、日本兵なんだろうなと気づいた。
本当のことか、どうかもわからない、
証拠もなにひとつないようなことまでもが、
本当のことだと、世界に垂れ流されていく。
日本が負けたから。アメリカが、強いから。


その日本兵を、復讐していく男女の恋愛物語。
必ず毎回「愛している」というセリフが出てきて、
子供たちの間でそのセリフが流行ってしょうがないのだという。
彼らは、それでも日本人を嫌いだと表立っては言わないし、
みんな、どれほど抗日ドラマを見て育っていても、
日本人を心よく迎え、スパに、リゾートに、呼び込んでいく。
彼らに会うと、いつも暖かく、平和な気持ちにさせてもらえるけれど、
彼らはみな、どこかで、
あの残虐な日本兵を残像にして脳裏に残しているだろうと想像する。
その上に、クレヨンしんちゃんをこよなく愛して、
私のおみやげのキティちゃんを子供のように喜んで抱きしめる。
乗り越えなければ。

アメリカでは、イスラムを嫌えという教育は施されないし、
日本では、近隣諸国を敬え と教育されていく。
だけど特定の国を憎めと教育される国もある。
そのヘイトでもって国家観を成しているので、
止めることのできなくなっている国もある。

でも乗り越えなければと思う。
日本だけが団結するのではなくて、
世界が、この世紀末な世界を、
救いあって、乗り越えるしかないのだと思う。
そう思ったときに、初めて、
アメリカはずっとそうしてきたのだということに気付く。
それがどれだけアメリカに軍需をもたらし、利をもたらすものであっても、
自分たちの国が、沈みそうなこのあやふやな世界で、
アメリカだけが、どんな民族も集まって、
差別のない、ひとつの国のなかに世界を作って、
地球を具現しようとしていた。
前はそんなふうに思えなくて、とにかくイスラムのあの
反アメリカ思想を少しでも緩和させる中立の国に
日本がなれればいい とずっと願っているくらいだった。
ひとりひとりは人間で、
やっぱり兵士はこんなに、尊いもので。
オスプレイが落ちたら下に住んでいるひとも危険だけれど、
それはヘリでもジェット機でも基本同じで、
乗っている米兵もパラシュート失敗すれば死ぬわけで、
命がけのそんな危険な乗り物だとしたら、果たして
アメリカ政府はこんな大事な兵士を乗せますか?と思う。
アジアの平和のために、アフガニスタンの平和のために、
なんの関係もないアメリカ人が、命をかけてやってくる。
アラブ社会では完全に嫌われているのにも関わらず。
そしてアジアでもNOを突き付ける。
守ってもらわなくてもいいように、改軍するというとまた反対。
ちょっと理不尽だなあ と思ってしまうので、
書いてみました。

二年後くらいにこの記事を読み直したとき、
世界は、また変わっているでしょうか。
エジプトの混乱は、おさまっているでしょうか。
シリアに奇跡は起きているでしょうか。
私たちにはまた、悲惨な地震が起きていないでしょうか。

エジプトに帰りたいなあ と思いました。
エジプトは、争っても争っても、動乱が治まらず、
フランスになったりイギリスになったり、
ナポレオンにスフィンクスの鼻を持って帰られたり、
それでも、ナイルとピラミッドだけが普遍にあり、
ほとんど暑い日日が続いて、睡蓮が毎年変わらず咲き誇ります。
その普遍がある限り、人々はどうあがこうとも
長い歴史の前に人間の価値があまりにも小さく思えすぎて、
時の流れを忘れてしまい、
まるでいつまでも同じ日々を繰り返しているように錯覚し、
あまり成長もできず、国として繁栄とその破壊を繰り返し、
怠惰なひとはただ路上で寝ているだけで、
同じような風景、同じような日々、
そして一生を終えていくような気がしていました。
エジプト人は今テレビで見ると、みんな本当に熱いです。
あの情熱が、ほとばしっている集団の映像を見ると、
これもまた歴史的な事件のワンシーンなんだろうな と思いつつ、
人々は変えたいのだ、民衆で変えようとしているのだ、
そう強烈に思います。すごい力です。
あんな働かなかった軍隊があんなに役に立っているなんて。
日本も変わらずそこに存在し続ける古いものはたくさんありますが、
四季がしっかりしていて、常に時間が変化していくのを肌で感じますので、
精神的にリフレッシュしやすいという利点があると思います。
だからどんどん変わっていっちゃうんでしょうか。
でも、古い部分は、京都も含めて、
守っている、変わらずにあることができる、そう思います。
私は父親があまり帰ってこないひとだったので、
子供のとき、数か月ぶりに父が帰ってくると本当にうれしくて、
別れのときは、またどこかへ行ってしまうことが悲しくて
ずっと車を見送っていました。
おとうさんは、娘さんのそばにいたほうがいいと
単純に思い込みがある。
「私の子供はアフガンから生きて戻ってこれなかったけれど、
あなたの旦那さんは、帰還できて本当によかった。感動しました。」
こんなふうに、書き込めるひとがいるってすごいなって。
そう思ったことがきっかけで、
この記事を書きました。
長くてごめんなさい。
反対派がいるのも、十分にわかったうえで、
でもきれいごとでいいから、
私は米軍に、たまに感謝する日があってもいいと思う。
利用してる、されているのは承知の上でも、
テキサス親父のように陽気で日本大好きでいてくれる
ひとばっかりじゃないこともわかっていても、
沖縄に住んでないから言えるんだよって言われることもあるだろうけど、
ひとりひとりは、こういう存在なんだなって、
動画が広まるといいなあと思ってる。
誕生日のたびに憎き星条旗を焼いてお祝いされてきた少年少女たちが、
こういう動画を見て、その残像だけでも残って、
物事のありようが変わる日が必ず来る。いつか
アメリカの言い分とイスラムの言い分は、
交わらなくても、互いの宗教を尊敬しあって
非道なテロを、アメリカの被害を、
祝わない人々が育っていく日がやってくる。
少なくともアメリカは、努力している。
進軍したり、撤退したり、もがいて努力している。
もうきっと、日本のように犠牲は出さない。
核は使わない。絶対に使わない。

ああ・・・夜があけた・・・。













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cotte cotteへとぶ




世界はひとつなわけがない。それはファクト。


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Category: 今日の小鳥たち
Published on: Sun,  28 2013 09:37
  • Comment: 1
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- 1 Comments

ぽっぽ  

S子さん、ありがとう。

2013/07/29 (Mon) 08:56 | EDIT | REPLY |   

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