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恋する小鳥

Irreplaceable 

リュウのアゲイン

つらそうなのに・・



毎日毎日、本当は我が家にいる小鳥みんなに
今日にしかない一日があるはずなのですが、
もう、すこしみんなにまかせっきりになっていて、
ずっと仕事以外ではリュウについています。
小鳥たちはみんなそれぞれ、元気に仲良くやっていて、
不思議なほどに喧嘩もしません。みんな穏やかで、
飛び回ってひとつひとつのカゴを確認してまわる
いつものリュウがいないだけで、
もしかしたら鳥たちは多少、緊張がゆるむんだろうか・・と思うほど。

そのリュウは、本当はもう、ゆうべはだめだと思っていて、
この写真のような状態で、足がつっぱったまま戻らなくて
ずっとこういうかんじで、前のめりにつんめってました。
もう、ものすごい号泣してしまって、
ごはんも食べないし、目もあけないし、
もう駄目だって、本当に思いました。
軽くて、骨が浮いてて・・。
それを今日、私はすこし、お昼に
机に伏して寝てしまっていたのですが、
1時間ほどして宅配便のピンポンで飛び起きたら、
リュウに陽が当たりすぎているのを見つけまして、
あわてて、保温ヒーターもやめて、
日の入らない別部屋に運びました。
リュウは呼吸も荒くて、ああもうだめだ、
もう殺してしまった、と、絶句してしまって、
そのとき、もう、あの弱っている状態から
さらに熱中症にさせたのでは殺すようなものだと、
本当に狼狽して、びっくりして足を水に浸して冷やして
水槽から出して熱中症のときの鳥にするケアをやりながら、
後悔と絶望で、ボロボロ泣いてました。
あんなに長く看護しながら、結局自分のミスで殺すなんて、
もうどうしていいか、言葉にならなかったんです。
それで、涼しい環境に変えて、リュウの体温も下がってからは、、
じっと目をつぶってまだ荒い呼吸で横たわるリュウに、
できることはもう、なにもありませんでした。
そうして1時間ほどたった頃なんですが、
ふと見ると、リュウが、立ち上がってまして、
目を開けて、こちらを見ていました。
そして、一応いれてあったごはん入れに顔をつっこんで、
エッグフードを、2日ぶりに食べ始めました。
あれっと思い、今ならもしかしたら食べるかも・・と、
急いで挿し餌を作ってスプーンを近づけてみると、、
なんと、みずから口をあけて、
少量ですが、ひとくちふたくちと、
食べてくれまして、驚きました。
姿勢も、うずくまっている状態に戻り、
伸びていた足はまがるようになっていて、
かなり、よろよろしていますが、また歩けるようになっていました。
しかも、ほかの鳥の声に反応して、
「ピピッ」
と、鳴くことさえあります。
ためしにyoutubeで、オウムやインコのおしゃべりを聞かせても
反応して、ピピピ と、
返事もしているようになりました。
まだ、うつらうつらした状態のまま鳴いているだけなのですが、
それでも、もうだめだと思っていた状態から、
一週間ほど前の状態にまで、戻っているようで、
本当に驚きました。安心しましたが、それ以上に、
奇跡が起こりすぎて、信じられませんでした。
一種のヒートショック療法のような状況なのかもしれません。
今もせっせと羽繕いをしています。
昨日の羽繕いはもう、羽には当たらず
空中を繕っていましたが、
今日はしっかり羽にくちばしがあたって、
ちゃんと、つくろえています。
そのまま気絶してしまうこともありますが、
昨日よりは断然元気にもどっています。
こういうこともあるのでしょうか・・・。


とにかく、リュウはすごいのは、よくわかりました。
本当に。強いです。こんなに強いとは思いませんでした。
これまで、ここまで痩せて落ちると、小鳥を
死なせないことは難しかったのですが、
リュウは本当に強くて、これまで何度もすべての羽が弛緩で広がって、
パタパタと痙攣して、首が旋回運動をして、
もうだめだと何度も思ったのですが、
しばらくすると、しゃんと座っています・・・うれしい。
でも、ちょっとオカルトかと思うほど、驚異的な粘りで、
怖いです。こんなことを書いていても
明日はまた、動けない状態になるのかもしれませんが、

「諦めたらそこで試合終了だもんね」

安西先生の言葉を何度も何度も繰り返して、
リュウ君に話しかけています。
本当は自分で自分に言っています。
もう少し頑張ります。それからもう、
ミスはしないようにします。
今日はたまたまいい結果になったけど、
本当なら取り返しのつかない一時間になるところでした。
反省して、もうすこし頑張ります。
あまり話題が同じばかりで、つまらなくてすみません。
久しぶりにリュウ君がくちばしで私の指を噛みました。
実に弱弱しかったかったけど、すごくうれしかった。
この感触は、一生忘れないだろうと思いました。





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Category: 病気&怪我
Published on: Thu,  19 2013 23:06
  • Comment: 3
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3 Comments

izumi  

リュウくん、頑張ってくれてありがとう
その頑張りに涙が出てしまいます
S子さん、本当に本当にありがとう
連日の看護で身体がキツイのではないかと思いますが
こういう時は自分が納得するまで
やるしかないんですよね・・・(涙)
お近くならば少しでもお手伝いをと思いますが
それもままなりません
無理しないでといいたいところですが
悔いのないようにと
そして出来ればリュウくんがまた
ご飯を自力で食べてくれますようにと
お祈りしています

2013/09/20 (Fri) 14:27 | EDIT | REPLY |   

nabi  

・・・先週うちの最古参のセキセイがもうだめかと思う状態だった時、ほとんど動かず、ご飯も食べさせてもらう以外食べようとせず、そして羽繕いなんて全くしなくなっていました。だから見た目にもボロボロの状態でした。
でも何とか持ち直して回復に向かった頃、羽繕いする姿が一週間ぶりぐらいに見られ、糞で汚れた尾羽もきれいになったとき、あぁやっと少し元気になったのかな、と安心することができました。
S子さん、リュウくんはまだ羽繕いする元気があるんだもの、きっと頑張ってくれる。私はそう信じたいです。

P.S.うちでその子にご飯を一生懸命食べさせて看病してくれているのは、すみれちゃんの息子です。

2013/09/20 (Fri) 02:14 | EDIT | REPLY |   

そら  

すごい、本当にすごいです。゚(゚´Д`゚)゚。
弱ってゴハンが食べられなくなった小鳥に、わたし達が、どんなに頑張っても、出来ることは少なくて、命を繋ぎ止めるのは本当に難しくて、すごく儚い存在で、無力感が残ることも多いけれど。。。
リュウくんは、こんなに驚異的に、頑張って、S子さんの、看病に答えて、何度も復活してくれて。。。命の大きさ、凄さに、感動します。
順調に、回復してくれることを、心より祈っています。
P.S. S子さんも、だいぶ無理されていると思います。お体に、気をつけて下さい。

2013/09/20 (Fri) 00:33 | REPLY |   

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