恋する小鳥

Irreplaceable 

カニの話をしようと思うの。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Category: スポンサー広告
Published on: --,  -- -- --:--
  • Comment: closed
  • Trackback: closed
カラフルお天気というかんじ?


それは二年前にさかのぼる。
さきおととしのその前の暮れ、母K子さんに乞われて
正月用のカニを買うことになった。
子供がいる家なら大きめのたらば蟹を選ぶのかもしれないが、
私の目的はミソがメインなのでズワイが好きだ。
ということで、じゃあ、ズワイ蟹を姿で、
何杯か買っておこうということになった。
もちろん私のお金で買うのだから、ものすごく吟味に吟味した。
最終的には、女ふたりで食べられる量などきまっているが、
あまり少ない数で買っても送料が無駄な気がするので、
送料が無料になる値段の、大きめのセットを買っておいた。
結果、送ってきた冷凍便を開けると、
立派なずわい蟹が6ハイはあったのではないかと記憶する。

年始に食べきれなかったとしても、
カニなどは冷凍しておけるものなのだから、
大きな冷蔵庫を買い替えた年でもあり、
私はとても楽しみにしていた。
鍋や茹で蟹だけでなく、
コロッケやサラダなどにも使用して、
存分に冬の間の蟹シーズンを、楽しむつもりでいた。
しかし、12月の30日になって、おせちを作る際に、
冷凍庫を開けるとそのカニがない。2ハイしかない。
縦にしたり横にしたりして苦労して入れたはずの場所が、
ぽかんと空いていた。当然、驚いた。
「カニがない!」
叫んだ私にK子が「やっと気づいた!」みたいに喜んで言った。

「○○ちゃん(弟)にいっぱいあげたの、うふ♪」



・・・その昔、私がここで書いていた
幼少時のことを覚えていてくださる方もいらっしゃるだろうが、
母は昔から、基地外じみた弟教なのである。
私はその後、15年ほどのブランクを経て、
母と和解したつもりなのだけれど、
時々まだ、おかしいのではないかと思うことにぶち当たる。
母いわく、
「孫ちゃん(長女)が可愛かった。弟ちゃんは一生懸命働いている。
蟹が立派でおいしそうだった。やっぱりお鍋は家族で食べるべき!」

おせちを作らない宗教の弟嫁のために、
毎年、我が家は弟におせちのお重も作って渡している。
お年始のお菓子だって届けている。
なのになぜ、さらに蟹を、
私の蟹を、やらねばならぬのだ。
本来であれば、おせちのかたに、
蟹くらい弟に買わせてもいいはずではないか。
当然カニの礼など何もなく、
弟は私がカニを買ったことさえ知らないはずだ。
ここでさっきからカニカニ騒いで、
たかがカニくらいでwと言われるだろうか。
しかし、今更言っても本人は、
弟たちにいいかっこできて、超うれしがっているわけなので、
怒っても仕方がないので、何も言わなかった。
ああそうなの、とだけつぶやいた。
しかし、同じ轍は踏まないと心に決めた。


またおととしの年末、
「今年もカニ頼んどいてね♪」

母の言葉に
「うん、わかった」

しかし、それは嘘であった。
私は年末母にバレるまで、買っておいたと嘘をついた。
本当は一切、カニなど注文しなかった。
私が買わないというと、母は身銭をきって、
勝手に買ってきてまた大判ふるまいしてしまうかもしれなかったので、
とにかく蟹を買ったふりして、だましておいた。
年末にしたり顔でやってきた弟に、
今年はカニがどうやらないらしい と説明するのは恥ずかしかったらしい。
そんなもん知らん。私だって食べれるものなら食べたい。
でも我慢した。
私には私の譲れない矜持があるのである。


そして、この暮れ。

またK子が私に「カニを買え」と言ってきた。
私ははっきりと、
カニを買っても、勝手に自分のところの取り分よりも
多くひとにあげてしまうようなものを、もう買いたくないと言った。
おせち料理は実際、素材に金がかかる。さらに年始の贈り物もする。
お年玉もあげる。そのうえ、宗教のため
「あけましておめでとうございます」も正しく言われず、
着物も着せる気配がない。
それでなくてもあの家族はいつだって母や祖母にたかるのが
非常識で、私や兄はずいぶんと怒っている。
聞けば、毎月ある食事会のたびに
全額出しておごっているというのだから呆れる。
どうして祖母が、弟嫁の五万もする自転車を買わなければならないのか、
私にはまったく理解ができない。
さらに何でもないイベントに義実家ともども誘うふりをして、
行ってみたら向うの宗教の勧誘だったこともあり、
今や警戒レベルはマックスの状態である。
いつまでもぽーっとしている母など洗脳するのはたやすいはず、
口酸っぱく兄とふたりで、言い聞かせているも信用ならない。
おせちも孫が食べたがっているというなら、
作るように指導すればいい と、言いたいことを言っておいた。
別にカニの料金が惜しいわけではないが、
やりたければ自分で働いた金で勝手にやってくれと思う。

しかし、母も最近は目が覚めていたそうで、
もうあそこに蟹はあげない、約束する とすがってきた。
どうしてももう一度、あの蟹が食べたいのだという。
しょうがないので、絶対にもう誰にもあげないと約束して、
私は蟹を注文した。
今年はもう、大丈夫なんだろうと思った。

すると、しばらくして母が、

「今日ね、おにいちゃんに蟹あげる約束してきた、うふふ♪」

ニコニコして私に報告してきた。
本当にこのひとは本気で頭がおかしいんじゃないかと思った。

ただ、兄と父は一緒に暮らしているので、
兄は体も悪いなか、父を引き受けてくれている恩があり、
また、父にあげるものだと思えば、もうこれは、
しょうがないかと思い、さらに、
もうすこし、カニの量を増やしておいた。
そうして、年末におせちを取りに来た弟にはおせちのみ、
兄にはおせちとカニが渡され、
31日の夜に帰ってきた私は、
「カニはおにいちゃんにしかあげてないよ♪」
という母の声に安心していた。
すっかり、今年の嵐は未然に去ったと思っていた。

そうしたら、次の日の朝である。

お雑煮をさあ食べようかとするところに、
弟嫁と姪っ子たちの突然の襲来である。
なぜかアポを取ってくれないので、
毎年、化粧もしていないころに、見知らぬ子供がなだれこんでくる。
私はこういうのが大変苦手なのだ。
それでも、ウサギのラテちゃんなどで大いに機嫌を取り、
お年玉も渡し、ああ、雑煮が冷めちゃっただろうなあ、
温めなおさないとなあ、早く帰ってくれないかなあ、
などとぼんやりしている私の目の前で、
突然母が、姪っ子たちに言った。

「かわいいねえ、今日もかわいいねえ。

そうだ、

カニさん持って帰る?




わかっていただけるだろうか、このむなしさが。


たかが蟹だ。痛いほどわかっている。それでも、だ。
私と母の潜在的心理状態の距離を
引き離すには十分な破壊力を発揮する。
見よ、その弟嫁と姪の嬉しそうな顔を。
「カニを買ってくれるおばあちゃん、いいひと!」
あれだけ約束した事前のやり取りをすっ飛ばしてしまえるほど、
人に好かれたいものなんだろうか。

さあ、早く持ってきてきてあげなさい この天使ちゃんたちに。
とばかりの私への視線にも、
私はがんとして受け入れなかった。
知らないふりをして、そっと部屋に引っこんで、
雑煮を温めて、ひとりで食べていた。
カニはやらぬ。もう、やらぬ。
たまには自分で買えと、上から言わないかわりに、
私は何も差し出さない。
可愛いからやるってなんだ。大体私は気づいている。
母は姪の長女にはもう興味をなくし始めている。
まだよちよち歩き始めたばかりの、
次女にばかり話しかけて、ひとり可愛いと悶えている。
どうしても比べてしまうのだ。
比べて、より小さく、幼いほうを好む。
これが彼女の性質である。
あれだけ長女が幼い頃にかわいがっていたのだから、
かわいがるのは平等にしなさいと何度も言っているが、
あきらかに長女の前で、堂々と次女にとろけていた。
その証拠に、蟹などまだ食べられそうにない(知らないけど)
次女に向かって言ったのだ、「カニさん持って帰る?」
一歳の子が判断する問題なのか。
しかも、持って帰らせるわけないだろうが。

「だって○○ちゃん(弟次女)、可愛かったから~」

母があげる前に、私は今夜も蟹を食べ、
食べつくしてさっさとこの蟹の戦いを、
終わらせなければならないと思っている。
もう一考の猶予はなさそうである。というか、今夜帰ったら、
もう残りの蟹自体ない気がする。
弟にやっぱりあげてそうな気がする。

ということを誰かに聞いてほしかったので、
書いた。後悔はしておりませんが、
小さいオンナだと思われるのだけは勘弁していただきたいのです。
なんか損だよねー。不毛だよねー。
私はただ、母においしいカニを
おなかいっぱい、食べさせたかっただけなんですけどね・・。



以上、S家、カニの話でした。









ブログランキングに参加しています。1日1回はポチしてね(人(エ)-)謝謝(-(エ)人)謝謝



FC2ブログランキングに一票鳥ブログ村ランキングに一票人気ブログランキングに一票

cotte cotteへとぶ




カニと写真はまったく関係ないよね・・
















関連記事
Category: 今日の小鳥たち
Published on: Fri,  03 2014 19:59
  • Comment: 9
  • Trackback: 0

- 9 Comments

S子  

はと子様へ

カニのなまはげ・・・ピザーラの関根まりのような・・?
おばあちゃんはやっぱり、向こうのおばあちゃんに対抗心があるみたいで、
なんかどこかで戦ってるんですよね、母方と父方の祖母同士。
年とってもジェラシーの塊みたいになってるの、
いやですよねえ。私もカニカニ小さいのかなー。

2014/01/07 (Tue) 07:30 | REPLY |   

S子  

izumi様へ

あー、鈴虫の精巧な置物って、
すごいわかります。そんなの甥っこに
本当の良さがわかるわけないですよね。
彼にとっては「虫型おもちゃ」のひとつですよね。
悔しいわー、なんでこんなに
こっちが遠慮すべき!みたいなんだろう。
「年取るとあげたがりになる」そうそう!
もうクリスマスにカニね。なるほど、そうします。
おおみそかまでにひと冬分食べてやればいいんですね、来年こそはいざ。

2014/01/07 (Tue) 07:27 | REPLY |   

S子  

ぴぃちゅ様へ

結婚したら宗教やめるって周りは思ってたらしいんですけれどもね、
まだ若いのに結婚前に家買わせて、
今はたまり場みたいになってるそうで。
弟はローン返すのに必死で休みなしですから、
そりゃあよい宗教活動の場でしょう。
今年は我が家だけでなく親戚のうちまで、
無言で手ぶらで訪問して玄関に立ってたそうで、
「もう来てほしくない」と我が家の母にクレームがきてました。
お年玉だけもらいに来る度胸がすごいなと思っております。



2014/01/07 (Tue) 07:22 | REPLY |   

S子  

M様へ

すみません、子をつけてしまいました・・。

2014/01/07 (Tue) 07:14 | REPLY |   

S子  

M子様へ

そうなんですよー。なんでしょうかね、あの下にあげたい病は。
もう無条件なんですよね。開き直ってるところがあって、
だって私はあの子が一番好きなんだからしょうがないじゃない!って
堂々としているんです。ならそっちで暮らしてくれと思う。
旦那子供が好きなら作ってみようとか思わないんですかね。
早めに食べて、もう次もないからと言ってやろうと思います・・。

2014/01/07 (Tue) 07:13 | REPLY |   

M  

カニの話

用事をいいつけるのは上の子、おいしいものがあったら思い出すのは下の子だそうです。本当にいいかげんにして欲しいと思います。
作らないけどももらったら食べるのはおかしいのであげてはいけません、甘やかしてはいけないのです。↑の方も書いてますが、早めに食べてしまうのがいいと思います。

2014/01/06 (Mon) 21:24 | EDIT | REPLY |   

ぴいちゅ  

お気持ちわかります。

弟嫁、あつかましいね。
恥ずかしくないんかな。

2014/01/05 (Sun) 14:45 | EDIT | REPLY |   

izumi  

あーなんとなく分かりますわ。
私は旅先で、精巧に出来た鈴虫の置物が気に入って
自分の土産として買ってきたのですが
自分のといっても、家の飾り棚に飾るので
誰のってわけでもないわけですが
それをね、正月に来た甥っ子に父親がぽんと
これやるよってあげちゃったんですよね。
好かれたいんですかね、、、
楽しい話をしていて調子に乗っちゃった、
みたいに見えましたが・・・。
私は小さい女と言われそうでその時は何もいえなかったですが
あげちゃったことが凄く悔しかったですよ、やっぱり。
年取ると、あげたがりになるみたいですね。

カニは、来年からK子さんに費用を出してもらうか、
先にクリスマスに食べちゃうとかではダメですか?

2014/01/04 (Sat) 00:14 | EDIT | REPLY |   

はと子  

年の始めに

いいですね、カニの話。
活きカニを投げつけて、子供達を怖がらせてみては?どうせなら。
おばあちゃん、また、カニあげちゃうんだろうし。
S子さん、カニのナマハゲみたいになっては?

2014/01/03 (Fri) 23:12 | REPLY |   

Post a comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。