恋する小鳥

Irreplaceable 

胸がいっぱいになる「新拓」

さかさまの美


数年前から「あけぼの」というチューリップに惚れ込んでいて、
最初に6球 次の年に100球 そして今年は200球植えた。
来年は300球植えるつもりでいる。
その「あけぼの」と同じくらい、心を惹かれた富山のチューリップがある。
それがこの「新拓」だ。


日本美がつまってる


萼がある新しいチューリップ。
そのガクもピンクのストライプが入って、なんと恰好良い花なことか。
都会的な美人を思わせる本当にクールな姿をしていると思う。
冒頭のように逆さまにしても映えまくる。


ピンクの筋も見える


新拓する などという言葉は、もともとないように思う。
佐賀県に新拓という地方があったり、男児のキラキラネームに、これで「あらた」と読む名前があるぐらいしか
調べても出てこない(それはあらたくじゃね?と思うけれど)。
育成者の故青木長次氏が新拓地方出身で故郷の名前をつけたのではない限り(もう聞くことができないけれど)
きっと新しいチューリップを切り開いていく という意味をこめてつけられたのではないかと推測する。

確かに新しい。オランダのチューリップの品種改良もすごいけれど、
やっぱり日本のチューリップのほうが
既成概念にとらわれず作られていて、美しいと私は思う。

今も植物の育成者には男性が圧倒的に多いと思う。
もともと農業は力仕事であり、農地を多く持つのは
長く長兄を重んじてきた日本の流れの残りであり、相対的にそうなのも知れないけれど、
たまに山野草展などのニュースで、あの繊細な花々を見るために
高齢の男性の方々が殺到しているのを見ると感心してしまう。
日本のおじさまたちは、本当に美を愛す眼と心を持っている。


背が高い


ガクは長ければ長いほど、いいと思う。
つぼみの時には、チューリップかどうかさえわかりにくい。


アートだ


ポスターにしたくて青くしてみた。
広めに開く葉も綺麗だ。


背景は選ぶようだ


この「新拓」が咲くまで知らなかったのだけれど、
私の大好きな「あけぼの」も、青木氏の作出だったと知り、胸がいっぱいになった。
青木さんのおかげで、私のオスカルにそっくりのチューリップが、
オスカルの眠る庭いっぱいに咲いている。
青木長次とググると、チューリップがいっぱいに開いてまたぐっとくる。
ずっとこの人の名前には季節を問わず永遠にチューリップが咲いていくのだろう。
それはとてもうらやましい人生に思う。
私にとってはチューリップの神様みたいなひとだ。
そして、この「新拓」が、あらたなチューリップの隆盛を起こして、
世界のチューリップ界を切り拓いていく日がきっとくることを。



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Category: 恋する球根
Published on: Thu,  27 2017 00:00
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