芍薬「コマンド・パフォーマンス」Peony Command Performance (Hollingsworth 1996)

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シャクヤクというのは、植えた次の年に咲くことはめったにないので、
いつか咲いて欲しいと願って植えるしかない、あまり現実的な庭計画に入れても仕方の無い花のように思う。
毎年5種類ほどの根を買って、合計で50種類くらいのシャクヤクを植えていると思うけど、
まだその半分以上が葉っぱだけで終わっていったりする。
かといって、大きな沢山の芽がついたシャクヤクを購入しても植え付けがうまくいかないことが多い。
できるだけ小さな苗のほうが、案外土に馴染んでくれるものだから
それもあって大株などは元々販売されていないように思う。

私は薔薇や球根植物を育てるけれど、コレクションしていると言えるのは芍薬だけなので、
できるだけレアな芍薬も買っておくことにはしている。
手が出せないお値段のものも多いけれど、すぐに廃品種になって日本で入手できなくなりそうなのは、
ちょっとだけ頑張って買っておいたりする。
ただ、植えるのは根っこなものだから、
一度植えてしまうとプレートをわざわざ立てない限り完全に姿が見えなくなるので、
どこに何が植わっているかは、次の5月に咲いてみないとわからない。
忘れないようにリスト化はしているのだけど、似たような花も多くてわからないものもある。
芍薬の栽培自体はとても簡単だけど、沢山咲かせるのは本当に難しい。
それでも素晴らしい蕾が膨らんで揃ってくると、わくわくが止まらない。



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今年一番印象的だったのは、コマンド・パフォーマンス。

赤い芍薬と言われているけど、レッドというよりはマゼンダとハイオレンジを割ったようなかんじ。
そんなに大きな花じゃないけど、ボムぶりがすごいのと圧倒的目立つ艶色。
不思議な透明感のあるお花で、ゼリーみたいだった。
白や桃色の芍薬を集めがちだったことを後悔するほど惚れてしまった。
次からはできるだけ赤い芍薬を求めようと思う。



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あまり巨大すぎない芍薬は立ち姿も綺麗。
風で倒れるのが難点な芍薬のなかでは、これも長所に思う。




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command performance の名前の由来はよくわかりません。

直訳の「御前演奏」というイメージも特にないですし、
ウイリアムギロックの曲の牧歌的なところもまったくない。
90年代作だから、みんな大好きドルフ・ラングレンさんの映画の名前からってこともない。
米軍のキャンプ地にバンドや歌手がやってきて歌を披露するライブのこともcommand performanceと言ううそうですが、
チャリティの意味もあるようで、
もしかしたらライセンスがチャリティになっているものかもしれませんし、
本当に花自体が爆弾っぽいので、軍ぽい名前がついているのかもしれません。
USアーミーの爆弾というと全然良い花には思えないので、それはないかなと思いたいけど。
植えてそうそう2年目にして初めて咲きました、たった一輪でしたが、
赤くて大変目立つ美味しそうな芍薬。忘れられない花になりました。












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