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恋する小鳥

Irreplaceable 

潜り込む夜のこと

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ウロコインコの月山が、年に2度くらい体調を崩す。

顔色が悪くなり羽がぼさつき、吐き戻しては食べてやたら水を飲む。
病院に行くほどではなくて、傍についてひたすら水分と糖と食料を与え続けると
次の日にはケロっと治る。

月山は女子なので、ホルモンや発情に関係していることもある。
他のウロコインコに常に譲る性格で、なんでも自分は後回しなところがあって、
ストレスも溜まりやすいのだろうと思う。

あとは、ごはんが特殊で、月山はセキセイインコやフィンチの餌を食べたがる。
細かいものや柔らかいものが好きで、バナナやベリーをあげるとひたすら食べていて、
ほとんど麻の実とヒマワリしか食べない兄のエイトなどとは違って、
硬くて大きめのシード類は食べないで粟や稗ばかりをガツガツ食べる。

それなもんだから細かいものなら何でも好きみたいで、
具合が悪い時だけ誰かの食べ残しの殻くずや敷き材の粉末なども細かくて柔らかいと次々食べてしまう。
つまり異物食いに近いことをして、どんどん水を飲み、吐いて戻してまた食べる、を繰り返す。
まるで人間の過食症のようになる。

こうなるとほかの鳥たちから引き離して、
私と24時間マンツーマンで変なものを食べないように見張りながら
目の前ので正しい食事をしっかり与えて様子を見る。

異物を食べたりして汚れた排せつ物が綺麗になるまで、
A4用紙の上で糞を取り続けて触って潰して臭って確認し続ける。

中型のウロコインコが粟や稗を食べても満腹になるまで一晩中かかる。
途中で果物、水、乳酸菌飲料、エッグフード、ヨーグルトとぐるぐる何度も何度も与えて食べさせる、
眠くなったら少しマフラーの中で眠らせて、また食べ出すとサポート。
本当にしつこいほどに夜中まで食べるので、眠いのを我慢して無理やり付き合う。
この目で食べているところをずっと見ていないと私は信用ができない。
最初の頃は次の日は心配でならなかったけど、どうも元気になっているようなので、
ずっとこの対処法のままにしてる。これがもう数年続いてる。
心配でハラハラするけど、この時だけは潜り込んでくる首筋にあたる寝息が少し嬉しい。
誰のためにもなれない馬鹿みたいな人生だけど、誰も知らない小さな一瞬の幸せを噛み締めてたりする。



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Category: 病気&怪我
Published on: Mon,  10 2022 01:47
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ウロコインコ

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