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恋する小鳥

Irreplaceable 

ピンクの朝顔

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夏には朝顔が欠かせない。
なぜ欠かせないかと言われても答えられないけど、
なんとなく朝顔は日本の夏には必要だと思うから毎年植えることにしてる。
琳派とか江戸浮世絵が好きだからかもしれない。

昨今はモーニンググローリーなる西洋朝顔が人気で、売り場にも西洋朝顔のほうが多く並んでいる気がする。
ただ近所に二軒、昔から季節関係なく西洋朝顔のツルにすっぽり覆われている家があって、
余りにも恐ろしいので、私はいつも日本朝顔を植えることにしている。

ただどうしても育てたかったモーニンググローリー様があったので、
今年は信念を曲げて、どっちも種を植えてみた。
日本朝顔は蒼い大輪を、西洋朝顔はピンクのスプリットダブルペタル様。
(海外だとダブルセカンドという名前なのにどうして日本でわざわざカナ語に変えたのかわからん)
「あたいは日本朝顔しか育てにゃい!」みたいな意固地をずっと続けてきたくせに、
浮気して西洋朝顔に手を出した罪悪感が水をやるたび襲ってきて、仕方なかった。

それでも芽が出ちゃったものは仕方がないので、
なんか苗を移植しちゃって、ツルまでからませちゃって、
それでまああとは竹さんにおまかせしてたら、やっぱりすごかった。日本朝顔は置いてけぼりのツルの伸び。


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竹垣の右側が西洋朝顔、左側が日本朝顔。


でもやっぱり好みでいえば、日本朝顔のほうが葉の形も可愛いし、斑入りだし、若黄緑で綺麗。
西洋朝顔は丸葉でちょっとブルーがかっていて、涼しげといった印象はない。
夏の旺盛なつる植物といったかんじ。
放任で育てられるので、本当はこっちのほうが自分の園芸スタイルには向いていると思う。
でも私は手がかかる割にそんなに咲くわけでもなく、大きな花を自分で保たせることもできない
青い染め水の滲んだような日本朝顔が好き。

でも花は…このお花は…

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可愛い…。とりこになる可愛さです。
ケーキの上のクシュクシュのチョコみたい。
日本朝顔にも好事家さんの間で種がまわるという裂き咲きの朝顔はあるけど、
一般の園芸シロウトの私にはまったく見れる機会がない。
なのでモーニンググローリー様の裂き咲きを拝めただけでも、とても感慨深い。
きっと近所の田舎ジジババどもから、この朝顔は何か病気にかかっているのでは?と聞かれるにちがいないけど。


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花は思っていたよりずっと小さいんだけど、蕾も面白い。ねじれまくった宇宙船のような形から次々と咲く。
なんだろう、竹垣には似合わなかったけど、
ちょっと柱に絡ませるような、るこう草みたいな付き合い方をしたらいいのかな。

ちなみに竹垣は去年編んで建てたものだけど、格子が崩れて形が少しづついびつになっている。
でも去年は大きい台風があまり来なかったこともあって、そんなに傷んでない。
この朝顔が終わったら、一度ばらして、また来年の夏にでも編みなおそうかと思う。
やっぱり朝顔には竹垣だと思うので。











line grass
湿布を足に貼って寝たら睡眠があがるそうです、やってみてるけど本当かな?



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Category: 恋するガーデニング
Published on: Mon,  01 2022 00:24
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