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サボテンの止まり木のお話

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サボテンの止まり木をもう何年も作り続けていますが、
サボテンの骨って、素材は100パー輸入だから最近の事情で、どんどん値上がりするんですよね。
今後はなかなか入手が厳しくなるのかなと、不安です。

私は根元まですっきりとした止まり木を作りたいので、
内側に特殊な木工用ボンドを使ってネジ部分をはめこんでいるのですが、
ボンドを使用していることを明記していても、
孔だらけな素材なものですから、光った塗着部分が見えると
返品されてくることがままあります。
海外の工場で作られているサボテンの止まり木は、根元を木のパーツでカバーして
接着剤の部分が見えないようになっていることが多いので、
ボンドが気になられる方はそちらをぜひご購入されることをおすすめします。
コンパニオンバードショップなどで販売されているようです。

それから、カビではないかと思われる黒い斑点があるものがありますが、
これは灰というか、燃えカスのようなものなのです。
パッと見ていただいたら、カビ?って思われますよね。


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でもこれはカビではないんです。
コンコンと白い紙の上に叩くと、黒い粒子が落ちてきます。
サボテン果肉を焼いたときに皮の筋に入り込んだ灰などで、
表面にうっすら白くかぶっているのも、カビではなく、
木炭などの表面が白くなるのと同じ灰で染まったものです。
カビの臭いもないですし、さらさらでべたつきもありません。
サボテンの骨特有の生臭さはちょっとありますけど。
例えばカビだったらできるはずの、ハイターやエタノールでもこれらは除去できません。
洗浄時に水のなかで振り落としてはいますが、皺のなかに入り込んでいるので、なかなか取れません。
焼きついたものでもありますので、擦っても全部は落とせません。
でもやっぱり見た目が黒っぽいと気持ち悪いと感じられる方はおられますので、
気になられると無理なのはよく理解しています。

私の中では「灰かぶり姫」みたいな美を見出していたのと
灰色系はモダンで格好良くて、鳥さんも引き立つといった好印象でしたが、
ウッディな生っぽい質感の黄褐色の骨のほうが人気みたいです。
おまかせで灰色タイプの止まり木が届いたら、がっかりされるのかもしれません。
原産国の荒野な砂漠に転がっている巨大ワイルドなサボテンの骨はみんな灰色なので、
灰色のもののほうがメジャーなのかもしれません。
私が仕入れる場合でも、自然色の色は選べないので、灰色や黒や茶色のサボテンが混ざっています。
最近はテラリウムなどに良く使われますので、
ぜひアクアリウムショップなどでお気に入りを見つけていただくとよいと思われます。
紐やワイヤーを通してブランコにするだけで小鳥さんニッコニコですし、
いっぱい穴が開いていると使い勝手が良くて良いですよね。


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こういう点々ですね。点々とついていますね。
カビではありませんが、そう見える点があることをご理解いただけるよう
これからも周知徹底してまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


現地でサボテンをバーンしてファイヤーしてる写真昔載せたことがあるんですけど、
あの画像が探し出せません。もう何年も前の記事かなあ。
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Category: COTTE COTTEのこと
Published on: Thu,  09 2023 02:20
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サボテンの骨,止まり木,

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