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恋する小鳥

Irreplaceable 

少年漫画の話 前編

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私は男兄弟に挟まれているのと、近所に従兄が住んでいたので、
子供時代には常に少年ジャンプ、少年マガジン、少年サンデーという3誌が、
毎週家に溜まっていくという中で育った。
どれを誰が買うかは当日に決まるらしく、だぶったのか友達から持ち込まれたのか、
時々同じ号が二冊あったりして、今思えばもったいない時代だった。
北斗の拳やシティハンター、らんま、タッチなど、
今でも人気の漫画がちょうど連載されている頃で、
一番好きなのはさらっとしているサンデーで、
青春!仲間!SF!のジャンプ、ヤンキー!リーゼント!暴走!のマガジンは、
少女漫画脳にはさっぱりわからないこともあった。

ワンピースの連載が始まったころに、私にはルフィがよくわからなくて、
主人公なのに心の声がまったく出てこない漫画が初めてで読み取れなくなって、
それがきっかけで少年漫画はほとんど読まなくなってしまった。
今ワンピース読んだらルフィもきっと人情あふれているのかもしれないけど、
初回の頃は本当にあまり喋らないし、どこから来たのかも、子供なのか大人なのかもわからないし、
伏線だらけの壮大な物語の序章だったからきっと色々抑え気味だったのだろうと思うんだけど、
もうこれを楽しめる子供じゃないんだな、世代が変わったんだなって思って
卒業したんだと思う。中学生くらいだったと思うし。

最近鬼滅の刃は漫画からちゃんと読んだけど、炭治郎がめちゃくちゃ口でも心でも思っていることを叫ぶので、
悪役の鬼達でさえ心中が全部文字になって横に書いてあってくれて、
それはそれは読みやすかった。漢字の面白さや筆フォントの美しさもあって、
文字がいっぱいで楽しかった。
これはもう好き好きの範囲なので、同じジャンプでも女性漫画家さんだったからこその
入り込みやすさだったのかもしれない。でもワンピースには未練があって、
今でも日曜の朝にやっているアニメを見かけるたび、ちくしょー、最初から全部読んでたら
毎週めっちゃ面白いんだろうなーって思うけど、もう今更最初から読もうと思えない。巻が多すぎて。
いつか寝たきりになったら、チャレンジしたいことのひとつかもしれない。

つづく

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Category: 鳥以外のこと
Published on: Fri,  17 2023 01:19
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