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Irreplaceable 

少年漫画の話 後編

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今朝も雪が降っていた、昨日は白いボタン雪で、まだ降るんだって驚いた。
今日の午後には暖かかったから、これで冬は終わりかなと期待してる。

ちなみに私は寒さを感じない。おかしい、去年も寒くなくて日本の温暖化すごいなとか本気で思ってた。
これが老化というやつなんだろうか。うっかり更年期がきちゃうのかもしれない。
それとも痩せもしないのに一年中レモン白湯を飲んでいるせいかもしれない。

寒さを感じる部分がバグってるので夜はヨガマットに毛布一枚で床に寝ている。
外の庭仕事はTシャツ一枚でも汗をかく。仕事中も夏から同じ服を着ている。
外を歩くときは外面を気にしてコートを着ているけど、中はアッパッパ一枚である。
で、これが体に悪い。本当にありとあらゆる部位が本人の感覚器に関わらずちゃんと冷えている、らしい。
本人はなんとなく寒くないので、厚着して防寒する気がおこらない。
寝にくくなるし、動きにくくなるし、
仕事するにもぼーっとしてしまうから、涼しい薄着が一番いい。
でも鼻水や咳は出っ放しだし、胃腸は調子悪いし、筋肉はこわばるし、頭痛はするし、
寒さを感じないだけで、人の体にとって気温が低いことには変わらないので、体調を崩しまくっている。

そのジレンマで最近よく思い出す漫画があって。

私はキン肉マンが牛丼大好きギャグキャラで出てきた初連載から読んでたけど、
だんだんリングで起こる男の熱い友情漫画になってきて引いてしまい、
特に悪役がみんな負けて正義チームに寝返るので、なんだかそれはそれで全員軽薄に思えていた。
そのときに、レスラーの名前は忘れちゃったけど(記憶の中ではウォーズマンなんだけど、違うみたい)
痛覚を感じないマンが表れて、何やられても痛みを感じないから正義チームの技が効かなくて
めちゃくちゃ強くて人間が鉄のロボット相手に戦ってるみたいだった。
それで「よっしゃ、今回は勝つはずだ!正義なんかくそくらえだ!」って、
これまでのうっぷんが溜まっていた私は大いに期待したけど、、
終盤、突然そのハガネの肉体が壊れだして、なんかボロボロになって負けちゃって。

それで、鍛えて痛くない体になっても、体はちゃんと傷ついてんだよ、みたいな指摘があって、
そのネタばらしに無痛マンはガーン!とショックを受けていて、私もガーン!となっちゃって。
ああ、痛くなくても強いわけではないのかと。
ソフトが平気でも、ハードはちゃんと物理的にダメージを受けるんだと。

小学4年まで学校とか勉強の意味がわからず通っていたくらい発達が遅れていた私には、
思いもつかない発想で、本当に衝撃だったんですよね。

その後にキンケシが男子の間で流行って、家に兄弟が集めた肌色のゴム人形がどんどん溜まっていって、
その肌色がすごく気持ち悪いし、消しゴムなのに字を消したら殴られるしで、
なんとなく女子があまり立ち入る世界ではないなと疎遠になってしまったのけど、
その後も、キン肉マンは代替わりしながら大人気漫画として君臨してる。
自分も、なんとなく30代なかばまでプロレスをよく見に行ってたのは、あの頃の影響だと思う。

あの後もキン肉マン2で同じような痛くないマンが出てきて、初代の息子にヤラれたらしい。
だから、痛くないけど、ダメージはくらってる というのはもはや鉄板ネタなんだろうと思う。
そして、その時の記憶を脳が引っ張り出してきて、今この私に説教をしているんだと思う。
「寒くない、けど、ダメージはくらってるんだよ。
あのときの無痛マンが身をもって教えてくれてたじゃんか!」って。
少年漫画ってすごく影響ありますよね、子供の頃読んだふとした台詞が一生頭に刺さったりする。
頑張ってるひとばっかりなんですよ。怖いくらい、みんな何かと必死で闘ってレベルアップする。
オバハンになっても、読んでしまうのは、やっぱりたまにそういう刺激が欲しくなるからなんだろうなあ。






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Category: 鳥以外のこと
Published on: Wed,  22 2023 00:45
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