
黄色のお花に惹かれるらしく、黄色のお花が多くなりがちな我が庭です。
本来はとても和風でジメジメ暗いシェードガーデンなので、
格好いいブルー系も、大人っぽいレッド系も、地味で目立ちません。
その点黄色はパッと明るく映えるので、どうしても選びがちになるようです。


黄色のフリルビオラは間違いないです。本当に綺麗に丸くもりもり咲く。
ブリキを見つけるとすぐに穴を開けて鉢にしてしまいます。このブリキも昔は小鳥さんの餌入れでした。
野草を摘んでまとめて差して鳥たち用に吊ってたもので、錆びで水漏れが出てきたので、鉢にチェンジしました。
硬い素材にいれると花がまろやかに見えるのでとてもブリキが好きで、良い缶とかも捨てられず集めています。

3年前に、大丸京都店の今は無き屋上園芸コーナーで、700円で訳アリセールになっていたミツマタがとうとう咲きました。
ちょうどミツマタを探していたころで飛びついて、重さに苦しみながら抱きかかえて電車を乗り継いで持ち帰りました。
なんとなく枝にえぐれた傷があって訳アリになってたと思う。
ただ調べるとミツマタの根は移植が難しいらしく、一度鉢植えで植えてしまっているものを、
果たして私の見当たらないグリーンフィンガーで地植えにできるかどうかは不明で、
ずっと鉢増しだけにしてきました。
しかし、以来葉は茂りますが、花は咲かないので、鉢では駄目なのかと不安で不安で。
ただ一本の幹からミツマタに伸びた3本の枝があるのみの姿でコロナ禍を過ぎました。
そして、ミツマタの枝の先にそれぞれ変な緑の蕾が出来て、沈黙を始めたのが去年の秋。
それが今月になり、ようやくミツマタの花とはなんぞや!な花色と香りを、私に教えてくれました。

思っていたより黄色が濃い!あと阿修羅マンみたいに咲く!
ジンチョウゲ科なので、沈丁花ととてもよく似た花です。強香で、少しスパイシー。
去年10年ほど咲いていた沈丁花が枯れてしまい、
寿命がもともと短い木だと知り、迷っているうちに新しい沈丁花を迎えられずに春が来てしまいました。
その沈丁花は郡山金魚まつりの屋台で買った小さな苗だったのですが、すぐにとても大きな木になり、
大事にしていたので、ショックすぎてしばらく抜くこともできませんでした。
今年になってようやく踏ん切りをつけて伐採しようとしたら、幹が蟻の巣になっていて、
冬でも蟻って元気ですよね、ぱあああって、あっという間に手もノコギリも蟻だらけになって、
蟻アレルギーの私の命を脅かされました。越冬を邪魔したとはいえ、勝手に住んでるとか知らないし。
沈丁花とのお別れの感傷に浸ってぐずぐずしている内に、本丸を乗っ取られていたことにも気づけず。
でも蟻たちがスカスカにしてれていたので、清々しいほどに根からスポッと抜けたのもまた思い出。
ミツマタには沈丁花の代わりとなって、これから我が家で春を告げる花のメインになってほしい。
そしてこの和紙の材料のミツマタで、ミツマタの止まり木を作るのが夢なのです。

これもずっと秋からこの姿のままでで、本当に咲くのか?大丈夫なのか?と心配しているハナミズキ。
枯れ枝にしか見えませんが、ハナミズキというのはこんな感じから咲くみたいなので楽しみ。
去年とても綺麗に咲いていただろう花期終わりかけのハナミズキを、
持ってけドロボー花屋さんで売りつけられた見切り品。
これも鉢植えで育てています。すぐそばの街路樹で毎年ずらっと咲いているので、
家にさらにこれ地植えしてたらなんかバカみたいやん、とか思って鉢植えにしてる。
でもめっちゃ綺麗な花ですよね。私はどかーんどかーんとしたキツい色の大きな花が好きなんですけど、
楚々とした一重の白の綺麗さには絶対的に叶わないものがあるのがわかります。
我が家の落葉樹はこういうのが多いです、桜とか梅とか藤とか、ちゃんと芽吹くまで枯れ枝そのもので、
みんな生きてる?って心配になります。そして誰かは本当にお亡くなりになってたりします。
私は庭をぐるぐる回りながら、生存確認しているのです。
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Category: 恋するガーデニング
Published on: Fri, 10 2023 01:57