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恋する小鳥

Irreplaceable 

茶色いチューリップ 「ブラウンシュガー」

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なんだかご無沙汰だけど、また戻ってこれました。
介護がちょっとひと休止しました。死んでないんですけどね、ふたりともまた入院して
しばらくいないので、ちょっと一息です。
春のリレーが始まって、庭に沢山チューリップが咲いて、今はバラが咲き始めています。
チューリップの思い出を残したくて写真をアップしていきます。

大好きなブラウンシュガー。
私は縦に長い線の植物が好きで、
特に背が高いチューリップが好きです。
でも倒れやすいかな。そんななかで、ブラウンシュガーはすくっと立って、
すごく元気です。あと、背が高いチューリップは一重が多いので、散るのも早いんですけど、
ブランシュガーはすごく花が持ってくれるので、かなり長い間鑑賞できるのもおすすめです。
ただ、こうやってみるとうまく色あわせが出来てないですよね。
濃い色と合わせると目立たないし、白と合わせたら良かったのかな。
来年の課題です。


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青紫のブルーダイヤモンドがとても効いています。背が釣り合ってませんでしたけど・・・。
色んな植え方がありますが、私は買い集めたチューリップを一堂に並べてから、
品種の組み合わせを考えてグループ分けして
あとはその球根達をエリアごとにポンポン地面に投げていく派です。
ターシャみたいにひとつの種類をまとめ植えてブーケにする派とか、
キレイに等間隔で並べる公園植え派とかありますけど、
そういうのは超ズボラガーデナーな私にはムリなので、ポンポン派でこれからもまいります。
しかもいまだガチガチ粘土質な庭なので穴を掘るのも面倒で、
どうせ冬に堆肥で庭一面にマルチングをするので、
球根は投げっぱなしで放置しておいて、暇なときに堆肥かけて終わりです。
こんなのでも問題なく咲くので楽してましたが、
youtube見てると掘らないガーデニングって欧米では流行ってるんですね。
ちゃんとそこに科学があるみたいです、内容は良くわかってないですけど。



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とても大きくて、くっきりはっきりした茶色です。
昔、小学6年のクラスメートに、ひときわ賢くて大人びた女の子がいて、
好きな色の話をしていたときにウチはピンクとか俺は赤とか皆でゴレンジャー的な発想をしていた時に、
その子が

「私は最近、茶色に水色を合わせるのが好きなの」

って放ったのがすごく衝撃で。

クソガキばっかで、茶色の服着てきただけでババ色ってあだ名つけられるの必至みたいな超田舎で、
茶色が好きとか、口が裂けても言えないような雰囲気のなか、
なんのてらいも迷いもなく、さらっと言った言葉がオシャレすぎて、びっくりして。
しかも水色と茶色のコンビネーションというのをとっさに頭に浮かべようとすると、
当時の私にはどうしてもそれがうまく想像できない。どんな雰囲気になるのか、脳に浮かばない。

でも目の前の彼女には、もうその想像力や芸術力が備わっているという事実。
彼女はそんなことを考えている日々を送ってる。
自分と彼女との間の明確な差、みたいな怖さ。


その子はやっぱり上級高級な私立中学に進学して行って、以来会ってないんですけど、
私はいまだになんだか引きずっていて、ブラウンには青を合わせなきゃ、
格好良く茶色を使えなきゃ、みたいな茶色コンプレックスがある気がします。
だからビーズブランコにもカラバリにブラウン系を作ってしまうのかもしれません。
あの子は元気かな。きっと良いおうちでマダームになってるんだろうな。
私はこうやって小さな引き出しを開けたり閉めたりして、幼い感傷を封じ込める修行を続けているよ。
素敵な言葉をありがとう。





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Category: 恋する球根
Published on: Tue,  09 2023 02:46
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ブラウンシュガーチューリップ

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